江村美咲(えむら みさき)選手は、フェンシング女子サーブルの日本代表として活躍が期待されている選手のひとりです。
東京オリンピック2020で、初めてオリンピックに出場。
2024年夏に開催されるパリオリンピックにも出場される予定です。
今回の記事では、そんな江村美咲選手のご家族についてご紹介したいと思います!!
江村美咲選手のご家族は、なんと全員フェンシング経験者!!
しかもすごい実績をお持ちです!!
今回は江村美咲選手の父、母、兄、弟について、さらに家族とのエピソードについてご紹介いたします。
■江村美咲の父は元オリンピアン&元日本代表監督!
■江村美咲の母は元世界選手権出場選手!
■江村美咲の兄は元フェンシング選手!
■江村美咲の弟は現役のフェンシング選手!
■江村家の仲良し家族エピソード
江村美咲の父は元オリンピアン&元日本代表監督!
江村美咲選手の父親である江村宏二(えむら こうじ)さんは、かつてオリンピック選手であり、現役を引退し指導者になってからは、日本代表の監督を務めた偉大な方です!!
1988年のソウルオリンピックにフェンシングの男子フルーレ選手として出場し、17位(当時の日本歴代2位の成績)という実績をお持ちです。
その後、2008年の北京オリンピックでは、日本代表チームの監督に就任されました。
2008年の北京オリンピックといえば、男子フルーレ選手の太田雄貴選手が日本人初の銀メダルを獲得されましたね!
あの時に監督を務めていたのが、江村宏二さんでした!
太田雄貴選手の銀メダル獲得は、日本フェンシング界に大きな影響を与えました。
そんな経歴をお持ちの江村宏二さんですから、実の娘である江村美咲選手を厳しく指導していると勝手に思い込んでいたのですが、大間違いでした!!
江村宏二さんは、娘である江村美咲選手のことを常に優しく見守っています。
江村美咲選手の指導方針として、江村宏二さんは以下のように語っています。
「家は休むところ。
フェンシングの話はしない。
試合に負けて怒ったこともない。」
引用元:産経新聞(2024.6.13付)
こういった精神的に休める場所をつくっているからこそ、江村美咲選手は大舞台で活躍できているんですね!!
特に、江村美咲選手が2022年に世界選手権で優勝した際には、彼女の努力と成果に深く感動し、涙を流したようです。
自身が成し遂げられなかったことを成し遂げた娘に、賞賛と誇りを抱いていたようです。
江村宏二さんの経験と支えは、江村美咲選手の競技人生において大きな影響を与えていることは間違いありません。
父親としての的確な指導と温かい見守りが、美咲選手の成長と成功を導いていると言えます。
【フェンシング豆知識】
ここで、フェンシングの競技方法である「フルーレ」、「エペ」、「サーブル」について簡単に説明します!
攻撃は剣の先端での突きのみが認められます。攻撃が有効とみなされるのは胸と背中の部分です。
攻撃は剣の先端での突きのみが認められます。攻撃が有効とみなされるのは全身です。
攻撃は剣の先端での突きと剣の側面での斬りつけが認められます。攻撃が有効とみなされるのは腰より上の上半身です。
この後、ご紹介するように、江村美咲選手のご家族は全員フェンシングの選手/経験者ですが、それぞれがどの競技なのか、まとめてみました。
江村美咲選手 | サーブル |
父・江村宏二 | フルーレ |
母・江村孝枝 | エペ |
兄・江村将太朗 | エペ |
弟・江村凌平 | サーブル |
江村美咲の母は元世界選手権出場選手!
江村美咲選手の母親である江村孝枝(えむら たかえ)さんも、元フェンシングの選手。
世界選手権に出場経験のある実力者なのです!
江村孝枝さんは、1997年に行われた世界選手権に、女子エペ日本代表選手として出場されました。
江村孝枝さんは、娘・江村美咲選手の試合を全てチェック!
試合が終わるとすぐに激励のコメントを送るなど、常に寄り添い続けています。
指導者である父親同様、世界で戦った経験のある母親からのアドバイスは、江村美咲選手にとって、貴重で有益なものでしょうね。
江村孝枝さんのサポートは、江村美咲選手のプレーだけでなく、特に精神面においても大きな支えとなっているようです。
孝枝さんは、美咲選手がどんな悩みや不安を抱えていても真摯に耳を傾け、的確なアドバイスを送ります。
競技のプレッシャーや試合結果への不安などを抱えていた江村美咲選手に、時には休むことも大切と助言をされることも。
そうした助言から、江村美咲選手は2021年夏に行われた東京オリンピックの後、2週間の休養期間を取得。
思い切って休養を取ったことが功を奏したのか、翌2022年3月6日に行われたワールドカップの団体で銀メダルを獲得!
同年2022年5月7日に行われたワールドカップは、日本の女子個人として史上初の金メダルを獲得!
翌日の5月8日に行われた団体でも銀メダルを獲得と、順調に結果を残しています。
母親であるからこそできる精神的サポートは、江村美咲選手にとっても心強いですね!!!
江村孝枝さんの深い愛情と支援が、江村美咲選手の成功を支える重要な要素となっていることは分かっていただけたでしょうか。
江村美咲の兄は元フェンシング選手!
江村美咲選手のお兄さんの江村将太朗(えむら しょうたろう)さんも、フェンシングの選手です。
江村将太朗さんは、男子エペの選手として活躍しています。
2024年現在は、車椅子フェンシングの指導者として、障がいを持つ選手たちの育成にも尽力しています。
2023年度の男子エペランキング表によると、江村将太朗さんは東京都フェンシング選手権で、大学生などの若い選手が大勢参加する中、84位にランクインしています!!
現役選手としての経験を生かしながら、指導者としても活躍する江村将太朗さんの姿勢は、フェンシングへの情熱と愛情を感じますね。
江村美咲の弟は現役のフェンシング選手!
江村美咲選手の弟さんの江村凌平(えむら りょうへい)さんもフェンシングをしており、注目されている若手選手です!!
江村凌平さんは、2024年3月に、姉・江村美咲選手と同じ中央大学を卒業しました。
そして、2024年4月から「オリエンタル酵母工業株式会社」にアスリート社員として入社されました。
新しい環境に飛び込んだ江村凌平さんは、新たな挑戦に向けてやる気満々!
そんな彼のエネルギッシュな姿勢は、同じくアスリート社員として所属している同僚に刺激を与えているようです。
男子サーブルの選手としても活躍している江村凌平さんは、2023年東京都フェンシング選手権の男子サーブルで3位に入賞しました。
江村凌平さんの競技に対する真摯な姿勢は、江村美咲選手にも良い影響を与えています。
姉弟で一緒に練習をするなど、互いに切磋琢磨することでお互いの成長を促しています。
江村将太朗さんが江村美咲さんと共に国際大会で活躍する日はそう遠くないかもしれませんね!!
江村家の仲良し家族エピソード
今までご紹介したように、江村家はフェンシング一家です!!
しかし、普段は各自がフェンシングの指導や試合で忙しくしているため、江村家全員がそろうことはほとんどありません。
江村家全員が揃うのはお正月だそうです。
こちらのInstagramは、2023年の12月31日に弟の江村凌平さんが投稿されたもの。
久々に揃った兄弟3人の仲良しショットです↓↓↓
※上から、兄・江村将太朗さん、江村美咲選手、弟・江村凌平さん
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この写真を見れば、兄弟3人が仲がいいということがストレートに伝わってきますよね!!!
間違いないです!
そして、こちらのInstagramは、先ほどの投稿より約1年前の2023年のお正月に、弟の江村凌平さんが投稿されたもので、江村家全員が揃った初詣の時のショットです↓↓↓
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※左から、兄・弟・母・江村美咲選手・父
お正月には毎年家族全員で初詣に出かけ、おせち料理を楽しむそうです。
その後、江村将太朗さん、江村美咲選手、江村凌平さんの3人が今年の抱負を述べ合うのも恒例行事だそうで、家族の絆を深めています。
私は家族とそういった時間がなかなかないので、羨ましく思います。
この特別な時間は、忙しい日常から離れ、家族の大切さを再確認する貴重なひとときとなっているのでしょうね。
まとめ
今回の記事では、フェンシング女子サーブルのパリオリンピック日本代表に選ばれている江村美咲選手のご家族について、ご紹介しました。
江村美咲選手の父、江村宏二さんは元オリンピック選手であり、日本代表監督として太田雄貴選手の銀メダル獲得に貢献しました。
母の江村孝枝さんは、1997年世界選手権に出場した女子エペの実力者で、江村美咲選手の試合を全てチェックし、精神的なサポートを続けています。
兄の江村将太朗さんは男子エペの選手で、現在は車椅子フェンシングの指導者として活躍中です。
弟の江村凌平さんは中央大学卒業後、アスリート社員として活動しながら男子サーブル選手としても活躍しています。
家族全員が揃うのはお正月くらいですが、集まった際には仲良く初詣に行ったり、おせちを食べるようです。
皆さんも一緒に江村美咲選手の今後の活躍に期待しましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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