中央大学の吉居駿恭(よしい しゅんすけ)選手は、2022年4月に中央大学に入学されました。
入学当時から、陸上競技部で活躍されている学生トップアスリートです。
2024年4月には、大学3年生へ進学されました。
2個上の兄、吉居大和(やまと)選手とともに、中央大学の駅伝選抜メンバーとして1年生の時から活躍されています!
今回は吉居駿恭選手の、中央大学での成績について調べました。
出雲駅伝、全日本大学駅伝、箱根駅伝、トラック競技にわけてお伝えしていきます。
■吉居駿恭【中央大】成績/出雲駅伝
■吉居駿恭【中央大】成績/全日本大学駅伝
■吉居駿恭【中央大】成績/箱根駅伝
■吉居駿恭【中央大】成績/トラック競技
吉居駿恭【中央大】成績/出雲駅伝
吉居駿恭選手の、出雲駅伝での成績をまとめました。
出雲駅伝は、大学生駅伝のうちの「三大駅伝」のひとつ。
毎年、出雲駅伝から駅伝シーズンが開幕すると位置付けられていることもあり、注目度の高い駅伝です。
出雲駅伝の正式名称は、「出雲全日本大学選抜駅伝競走」です。
毎年10月のスポーツの日に開催されます。
出雲大社前正面鳥居前から、出雲ドーム前を結ぶ全6区間45.1kmのコース。
特徴としては、他の駅伝と比べると1区間の距離がとても短く、トップスピードに近い速さで駆け抜けるため、あっという間に終わるように感じます。
吉居駿恭(1年)/2022年第34回出雲駅伝の成績
吉居駿恭選手が大学1年生の時、出雲駅伝では第6区に出場しました。
区間4位。
走行タイムは29分53秒。
中央大学全体としては、順位は3位!
中央大学としては、実に9年ぶりの出雲駅伝出場でした。
中央大学陸上競技部の、藤原正和監督は
一番レースを楽しんだチームになろうと声かけしていましたが、
十分に達成してくれたのではないかと思います
と試合を振り返りました。
また吉居駿恭選手自身は、試合後の中央大学のYoutubeで、
「3位になれると思ってなかったから嬉しかった」
と語っています。
コロナの影響で制限されていた街頭応援も、この出雲駅伝から再開された事もあり、吉居駿恭選手の大学駅伝デビューは印象深い経験となったのではないでしょうか。
吉居駿恭(2年)/2023年第35回出雲駅伝の成績
2023年度、吉居駿恭選手は大学2年生の時にも出雲駅伝に出場しています。
走行区間は3区。
区間10位。
走行タイムは25分42秒でした。
吉居駿恭選手は、出雲駅伝の直前のレースで自己新記録をマークしたばかりでしたが、振るわない結果となり、悔しい思いをしたのではないでしょうか。
中央大学全体としては、7位という結果でした。
この年の優勝候補ともいわれていましたが、中央大学4年生の当時のエース吉居大和(やまと)選手が欠場だった事もあり苦戦をしいられてしまいました。
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吉居駿恭(3年)/2024年第36回出雲駅伝の成績
吉居駿恭選手が3年生になった2024年。
中央大学は2024年第36回の出雲駅伝には、出場しませんでした。
2022年・2023年と、2年連続で出雲駅伝に参加していた中央大学でしたが、なぜ20024年は出場できなかったのでしょうか。
それは、出雲駅伝における出場枠に関するルールが理由です。
中央大学は、関東学生陸上競技連盟に加盟しています。
この関東学生陸上競技連盟に加盟している大学は、出雲駅伝への出場枠が10枠と決まっており、その10枠に入れるかどうかは、箱根駅伝の成績で決まります。
中央大学は2024年1月の箱根駅伝で13位だったため、出雲駅伝の出場権を得ることができませんでした。
吉居駿恭選手は3年生で出雲駅伝に出場できませんでしたが、2025年度の4年生では出雲路にて活躍する姿を見られる事を期待しましょう!
そのためにも、2025年1月2日~3日に行われる箱根駅伝で上位の成績でゴールしていただきましょう!!!
吉居駿恭【中央大】成績/全日本大学駅伝
次に、吉居駿恭選手の全日本大学駅伝での成績をまとめました。
全国日本大学駅伝は、先ほどご紹介した「三大駅伝」の2つ目。
正式名称は、「秩父宮賜杯 全日本大学駅伝対校選手権大会」です。
毎年11月の第1日曜日に開催され、名古屋・熱田神宮から三重・伊勢神宮までの全8区間106.8kmのコースを走ります。
吉居駿恭(1年)/2022年第54回全日本大学駅伝の成績
吉居駿恭選手は2022年第54回の全日本大学駅伝では、3区を走りました。
結果は区間8位。
走行タイムは34分21秒でした。
中央大学の総合順位は7位。
吉居駿恭選手は、事前の監督会見でキーマンとして名前を挙げられ、注目を浴びる中での走行でしたが、安定した走りを見せてくれました。
試合後には、自分の走りを次のように振り返りました。
「自分の力を出して攻めの走りがしたいと思っていた。
いい形で中盤まで行けたが、残り4キロ過ぎで差し込みが痛くて
ペースを上げようとしたところで逆に落としてしまった」
自分の反省点にも向き合い、次につなげていく姿勢が素晴らしいですね!
吉居駿恭(2年)/2023年第55回全日本大学駅伝の成績
吉居駿恭選手は2023年第55回の全日本大学駅伝では、1区を走りました。
結果は区間3位。
走行タイムは27分22秒でした。
中央大学の総合順位は4位です。
この年の全日本大学駅伝の前に行われた出雲駅伝では7位という結果に終わっていた中央大学。
状況を打開するために、藤原正和監督は、
と語り、吉居駿恭選手を1区に選出しています。
つまり吉居駿恭選手の実力を信じているからこその抜擢ですよね!
自信さえ取り戻せば、遺憾なく実力を発揮してくれる選手だと、信用してもらっていることが分かります。
その監督の言葉通り、吉居駿恭選手は序盤から集団を引っ張りチームのペースを作ることに成功しています。
吉居駿恭(3年)/2024年第56回全日本大学駅伝の成績
2024年第56回全日本大学駅伝は、11月3日に開催されした。
今回、吉居駿恭選手が走るのは7区!
吉居駿恭選手は、7区に登場!
8位でタスキを受け取ったのですが、3位順位を落としてしまいました。
公式タイムが発表されたら、改めて追記します。
藤原正和駅伝監督は全日本駅伝にて、吉居駿恭選手に主要区間を任せたいと話しています。
それ対して吉居駿恭選手は、「区間賞を狙って、夏場はしっかり練習できたので10月から1ヶ月間ロードに切り替えてやっていきたい」
と意気込みを語りました。
しかし、思ったような走りが出来なかったようです。
吉居駿恭【中央大】成績/箱根駅伝
次に、吉居駿恭選手の箱根駅伝での成績をまとめました。
箱根駅伝は、これまでご紹介した「三大駅伝」の3つ目。
3つの駅伝大会の中でも、ダントツで人気のある駅伝です。
正式名称は、「東京箱根間往復大学駅伝競走」です。
毎年1月2日に「往路」、翌3日に「復路」と、2日間にわたって開催されます。
その距離は、全10区間217.1kmのコース!
吉居駿恭(1年)/2023年第99回箱根駅伝の成績
吉居駿恭選手は2023年1月2日~3日に開催された第99回の箱根駅伝では、4区を走りました。
結果は区間5位。
走行タイムは1時間01分49秒でした。
中央大学の総合順位は2位。
同じ大学にいる兄・吉居大和選手の箱根デビューの順位を上回る成績(兄は3区15位)でしたが、
と決意を新たにしました。
常に先をみて挑戦していく姿がかっこいいですね!
吉居駿恭(2年)/2024年第100回箱根駅伝の成績
吉居駿恭選手は、2024年1月2日~3日に開催された第100回の箱根駅伝では、7区を走りました。
結果は区間賞獲得!!
走行タイムは1時間02分27秒でした。
吉居駿恭選手個人としては、最高の結果でしたが、中央大学の総合順位は13位でした。
前年度の箱根駅伝で「リベンジしたい」と語っていた吉居駿恭選手。
見事有言実行で区間賞を獲得しました。
何よりも胸アツだったのは、7区走行中の給水ポイントでの出来事!!!
この日、吉居駿恭選手の給水をしたのは、兄・吉居大和選手だったのです!
兄・吉居大和選手は、前日の往路で「花の2区」を走ったものの、区間15位という不本意な結果に。
4年生の吉居大和選手にとっては、最後の箱根路。
最後に、弟の給水をすることで「これからの中央大学を頼んだぞ!」と、弟に託したように感じました。
実は、中央大学の陸上競技部内では箱根駅伝シーズンに風邪が蔓延しており、チーム自体が苦戦。
その影響もあり、チーム全体では13位という成績に終わっていまいました。
箱根駅伝終了後の吉居駿恭選手のXがコチラ↓↓↓
2日間たくさんのご声援ありがとうございました。 https://t.co/pqlPXD6a37
— 吉居駿恭 (@fu_i_jesus408) January 4, 2024
この投稿には沢山のファンから、
吉居駿恭(3年)/2025年第101回箱根駅伝の成績
2025年1月2日~3日には、第101回箱根駅伝が開催されます。
2024年10月19日に行われた箱根駅伝予選会では、中央大学は6位に入り8年連続98回目の本戦出場を決めています!
吉居駿恭選手はこの予選会では走りませんでした。
その理由について藤原正和監督は
4年生がとてもしっかりしているので、
そこに新しい戦力の1年生も入れていく。
飛車角抜きでトップ通過が狙えるようにしていかないといけない。
スポーツ報知・箱根駅伝情報 (@hochi_hakone) October 7, 2024
と、吉居駿恭選手らエースメンバーを「飛車角」と表現しています。
予選会でみることのできなかった吉居駿恭選手の走行を、箱根駅伝本番で見ることが出来るのが楽しみですね!
吉居駿恭【中央大】成績/トラック競技
「駅伝よりもトラックが好き」と言い切る吉居駿恭選手。
駅伝大会での活躍だけでなく、トラック競技でも数々の記録を打ち出しています。
吉居駿恭選手の大学時代のトラック競技の成績をまとめました。
吉居駿恭/2022年度トラック競技の成績
4月15日 | 10000m | 28分56秒95 | レモンガススタジアム平塚 |
5月4日 | 5000m | 13分43秒22 | 日本グランプリシリーズ(延岡) |
7月6日 | 5000m | 13分47秒74 | ホクレンディスタンス大会深川 |
7月13日 | 10000m | 28分27秒06 | ホクレンディスタンス大会網走 |
10月1日 | 5000m | 13分40秒26 | 日本グランプリシリーズ |
11月26日 | 10000m | 28分06秒27 (自己ベスト) |
八王子ロングディスタンス |
大学1年生では、5月の大会では5000m13分43秒22、10月には13分40秒26と確実にタイムを縮めています。
同じように、10000mのタイムも4月の大会から比べると11月は50秒も縮めて、自己ベストを更新。
この時の記録はU20日本歴代4位の快挙でした。
2022年の1年間について、吉居駿恭選手は
と振り返っています。
トレーナーと動きを作っていく中で、なかなか感覚をつかめずに苦労したとか。
大学に入学1年目だった2022年上期は、慣れない大学生活のなかで苦戦したようです。
しかし下半期は好記録も多く、自分のペースをつかめるようになってきたのでしょうね。
高校時代から注目の選手でしたが、中央大学へ進学後はさらに成長して行った事が伝わります。
吉居駿恭/2023年度トラック競技の成績
5月4日 | 5000m | 13分27秒33 | 第34回ゴールデンゲームズ |
6月1日 | 5000m | 13分42秒96 | 日本選手権 |
9月30日 | 5000m | 13分22秒01 (自己ベスト) |
アスレチックチャレンジ2023 |
2月19日 | 3000m | 8分20秒34 | アジア室内陸上競技選手権大会 |
大学2年生になった2023年の吉居駿恭選手は、5000mで現役日本人学生最高となる13分22秒01(日本人学生歴代6位)という記録を打ち出しました。
1年生の時の記録と比較すると、5000mは20秒近くもタイムを縮めています。
吉居駿恭選手は大学2年生の時に一ヶ月半、バウワ-マン・トラッククラブ(BTC)の合宿に参加しておりこの合宿が吉居駿恭選手を大きく成長させたと言われています。
BTC合宿は、世界トップクラスの選手と共に練習をこなす事で大きな成長を遂げることができる合宿。
中央大学からは毎年派遣されており、過去には兄の吉居大和選手も参加していました。
米国人選手の後ろを走っているうちに、
取り組んできた動きがバチッとハマった感覚がありました。
特にスパイクでの動きはすごくうまくなって、
小さな力でスピードが出せるようになり、疲れにくくなったと思います
また、9月のアスレチックチャレンジ後に、吉居駿恭選手はXで次のようにつぶやいています。
✨🥇🏆✨
タイムは目標に届かなかったけど今シーズン1番狙っていたレースで勝てて良かった😊
大和兄ちゃんも気合い入ったかな?笑 https://t.co/bLgC15I4PP
— 吉居駿恭 (@fu_i_jesus408) October 1, 2023
目標タイムの設定はわかりませんでしたが、記録の13分22秒01よりも早い目標設定をしていた事が伝わります。
また兄弟愛も垣間見える素敵なつぶやきですね!
吉居駿恭/2024年度トラック競技の成績
4月29日 | 5000m | 13分24秒06 | 第58回織田幹雄記念 優勝! |
6月28日 | 5000m | 13分50秒01 | 108回日本選手権 |
7月26日 | 1500m | 3分44秒62 | 中大記録会 |
9月28日 | 5000m | 13分45秒63 | アスレチックカップ |
大学3年生になった2024年の4月に開催された織田記念大会では、見事優勝!
周囲からも積極的なレースだったと評価されていましたが、吉居駿恭選手は結果に満足できなかったと語っています。
というのも、2024年のパリ五輪を目標に取り組んできていた為、思うような結果を出せなかったんだそう。
自身のInstagramでも「結果が出せなかったのがショック」と話しています↓↓↓
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残念ながらパリ五輪には届きませんでしたが、次の4年後には日本代表になっている吉居駿恭選手の姿が見られることを楽しみにしています!
まとめ
中央大学陸上部に所属する吉居駿恭選手の、大学生時代の成績についてまとめました。
出雲駅伝には、大学1.2年生で連続出場を果たしています。
全日本大学駅伝にも、大学1.2年生で出場。
3年目の2024年も出場が決まっているので何区を走るのか楽しみですね!
箱根駅伝も連続出場しており、2年生の時には区間賞も獲得しています。
2025年1月に行われる次回の箱根駅伝での走りにも期待がかかります!
吉居駿恭選手が駅伝よりも好きと話しているトラック競技では、毎年自己ベストを更新しいます。
東京五輪出場は叶いませんでしたが、次の2028年ロサンゼルス五輪での活躍を期待しましょう。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
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