小田凱人の年収(賞金)は?世界ランキング1位/グランドスラム優勝も!

パラ競技
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プロ車いすテニスプレーヤーの小田凱人選手は、2024年になっても超絶好調に大活躍中!

2023年4月に高校2年生になった小田凱人選手ですが、高2になってすぐにグランドスラムのひとつである全仏オープンに史上最年少で初出場し、優勝!

その結果、世界ラインキング1位のタイトルをとりました!

 

2023年7月16日には、2つ目のグランドスラム・ウィンブルドンでも初優勝!

こちらも、史上最年少での達成となりました。

そして、2024年1月27日には、3つ目のグランドスラムである全豪オープンでも初優勝!

さらに、2024年6月8日にも、全仏オープンに優勝し、2連覇を達成!

 

2024年夏に開催されたパリパラリンピックでは、男子シングルスで見事に金メダル獲得!!!

ダブルスでも、三木拓也選手と共に銀メダルを獲得されました!

 

そんな世界中を震撼させている小田凱人選手の年収(年俸)や賞金にフォーカス!!!

小田凱人選手がプロになったのは、2022年の春。

2024年8月現在では、プロになってから2年5か月ほどしかたっていませんが、年収(年俸)や賞金はどのくらい???

▽この記事でわかること▽
小田凱人は2022年春にプロ転向で年俸は?
■小田凱人の2022年の賞金総額は?
■小田凱人の2023年の年俸&賞金総額は?
■小田凱人の2024年の年俸&賞金総額は?
■小田凱人/世界ランキング1位になったらお金もらえる?
■小田凱人のスポンサー契約は?
■“テニス”と“車いすテニス”の格差

 

小田凱人は2022年春にプロ転向で年俸は?

小田凱人選手は、2022年春に高校生となりました。

そして、高校進学と同じ4月にプロ転向を発表!!

 

所属した「東海理化電機製作所」(通称:東海理化)からの年俸は400万円程度ではないかと予想します。

小田凱人選手が契約を交わしたのは、トヨタグループの大手自動車部品メーカーである「東海理化電機製作所」という会社です。

小田凱人選手は愛知県の出身なので、地元の企業と契約されたのでしょうね。

東海理化は、小田凱人選手以外にも、同じく車いすテニスの諸石光照選手や、車いす陸上(800m/100m)の金涌貴子選手のスポンサーにもなっています。

 

東海理化は、年俸以外にも、小田凱人選手の普段の練習場所などの環境整備についての援助や、選手生活をする上で必要な経費のサポートもしてくれているのではと思います。

 

車いすテニスのプロ選手たちの年俸については、公表されているような正確な数字はないものの、新卒のサラリーマン程度なのではという声がありました。

つまり、私たちが普段からよく目にするプロのスポーツ選手、例えばプロ野球選手やJリーガーのような高額な年俸・年収がもらえているわけではなさそうです。

 

特に、普通?のプロテニス選手と比べると、かなりの差があるようです。

※その辺りについては、後ほど詳しくご紹介します。

 

そのような情報から推測し、所属している東海理化からの年俸は、400万円程度と予想しました。

 

ただし、小田凱人選手の収入源は、所属会社からの年俸だけではありません!

というわけで、試合に参加し、その戦績によって得られる「賞金」についても、調査していきます!

 

小田凱人の2022年の賞金総額は?

小田凱人選手の2022年の賞金総額は、「400万円~450万円」と予想しました。

先ほどご紹介した年俸と合わせると、小田凱人選手の年収は800万円~850万円ほどと予想されます。

 

小田凱人選手の2022年4月~12月を振り返ると、主に以下のような成績を残しています。

それぞれの賞金について、過去の情報などから予想してみました。

2022年5月 全仏オープン/ベスト4 約100万円
2022年10月 楽天ジャパンオープン/準優勝 約100万円
2022年11月 年間王者決定戦(NECマスターズ)/ 優勝 約200万円

つまり、年俸400万円+賞金400万円で、年収で考えると800万円~850万円という計算です。

 

小田凱人の2023年の年俸&賞金総額は?

小田凱人選手の2023年の年俸については、前年の2022年の収入を大幅に超えたことは間違いないでしょう!

プロ1年目と比べて、1.5倍だと仮定すると、年俸は1200万~1275万円という計算になります!

しかし、はっきりとした金額については信ぴょう性のある情報を見つけることができませんでした。

 

さらに、小田凱人選手の2023年の戦績と予想賞金額をまとめてみます!

残念ながら、どの賞金額も「予想」の域を出ません。

ですが、総合的に判断すると、2023年の賞金の累計だけで2200万円前後???

 

年俸と合わせて最終的な年収が3500万円くらいだった可能性もあります!

 

【小田凱人/2023年の主な戦績】

【予想賞金額】
2023年1月 全豪オープン/準優勝 約220万円
2023年3月 Georgiaオープン/準優勝 約100万円
2023年3月 Cajun Classic/優勝 約100万円
2023年4月 天皇盃ジャパンオープン優勝 約150万円
2023年6月 全仏オープン/優勝 約680万円
2023年7月 ウィンブルドン/優勝 約630万円
2023年9月 全米オープン/1回戦敗退
※ダブルス 準優勝
不明
2023年10月 木下グループジャパンオープン/優勝 約150万円
2023年10月 杭州アジアパラ競技大会/優勝 約100万円
2023年11月 年間王者決定戦(NECマスターズ)/ ベスト4
※ダブルス 予選敗退
不明

 

また、大きな大会で優勝をした場合に、所属している企業から報奨金がボーナスのような感じで支給されることもあるようです。

 

2022年に国枝慎吾選手が四大大会(全豪・全仏・全米・ウィンブルドン)全制覇など素晴らしい成績を残されたことで報奨金を支払われました↓↓↓

さらに所属先の「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングは四大大会全制覇と「生涯ゴールデンスラム」を達成した快挙をたたえ、報奨金2000万円を支払うと発表し、合わせて3000万円超の「特別ボーナス」となった。

引用元:SPAIA(2022.7.14付)

 

国枝慎吾選手の上記の報奨金は、長年の戦績や、日本の車いすテニス界に与えた影響なども加味された金額だとは思います。

 

しかし、小田凱人選手の2023年の活躍ぶりから考えると、金額は国枝慎吾選手に及ばずとも、特別に報奨金が支給された可能性もあるのではと思います!!!

 

小田凱人の2024年の年俸&賞金総額は?

小田凱人選手の2024年の年俸については、2023年の収入を大幅に超えることは間違いないでしょう!

2023年の小田凱人選手の戦績をみれば、それは明らかですよね。

しかし、昨年同様、はっきりとした金額については信ぴょう性のある情報を見つけることができませんでした。

とはいえ、年俸だけで1800万円近くまで上がってる可能性はあります!

 

2024年でも、大きな大会で好成績を残すことが出来れば、プロ3年目で年俸+賞金で4000万円も夢じゃない???

 

【小田凱人/2024年の主な戦績】

【予想賞金額】
2024年1月 全豪オープン/優勝 約600万円
2024年3月 Georgiaオープン/準優勝 約100万円
2024年3月 Cajun Classic/準優勝 不明
2024年4月 天皇盃ジャパンオープン/優勝(2連覇) 約150万円
2024年6月 全仏オープン/優勝 約680万円
2024年7月 ウィンブルドン/準決勝敗退
2024年9月 パリパラリンピック/シングルス金
ダブルス銀
2024年9月 全米オープン/?
2024年10月 木下グループジャパンオープン/?
2024年11月 年間王者決定戦(NECマスターズ)/?

2024年4月8日に、全仏オープン・見事2連覇を達成しました!!↓↓

 

 

小田凱人/世界ランキング1位になったらお金もらえる?

小田凱人選手は、2023年6月に全仏オープンで優勝したのを受けて、世界ランキング1位のタイトルも取ることが出来ました!!!

では、そのご褒美?として、テニス協会などから報奨金などがもらえたりするの???

この問いに対する答えは、見つけることが出来ませんでした。

 

世界ランキングが1位になったからといって、その対価がどこからか支払われるということは無さそうです。

強いて言うならば、所属している企業から報奨金がもらえたり、翌年の年俸がアップする、スポンサーとの契約料がアップする、といったところではないでしょうか。

 

小田凱人のスポンサー契約は?

小田凱人さんの収入源としては、契約している企業からの年俸と、戦績による賞金以外に、スポンサー契約による収入というものも考えられます。

2024年6月現在、小田凱人選手とスポンサー契約をしているのは、以下の通りです。

※以下の会社以外にもスポンサー契約をしている企業があるかもしれませんので、引き続き調査を続けます!

 

日本生命

日本生命は、2023年4月28日に記者会見を開き、小田凱人選手とスポンサー契約を結んだことを公表されました。

こちらの動画では、小田凱人選手のプロフィール紹介に続いて、日本生命との記者会見の様子を見ることが出来ます。

株式会社ITC・SDCグループ

株式会社ITC および SDC グループは、2023年5月1日に小田凱人選手とスポンサー契約を結んだことを公表されました。

こちらの会社は、テニススクール施設を運営する神戸にある会社です。

テニススクール施設を運営する 株式会社ITC および SDC グループ (本社:兵庫県神戸市長田区、代表取締役:諏澤誠治)は、 令和5年5月1日 車いすテニスで世界の頂点を目指す新星 小田 凱人(おだ ときと)プロとスポンサー契約を締結いたしました。

引用元:PR TIMES(2023.5.13付)

 

社会医療法人・大雄会

社会医療法人・大雄会は、2023年10月に、小田凱人選手とスポンサー契約を結んだことを発表しました。

こちらは、愛知県に総合病院・クリニック・介護在宅支援施設などを持つ医療法人です。

小田凱人選手は愛知県一宮市出身なので、地元の医療法人とスポンサー契約を締結したことになります!!

来年100周年を迎える大雄会が、ともに”挑戦し続ける”地元愛知・一宮市出身の小田凱人選手を支援します!

社会医療法人大雄会は令和5年10月、車いすテニスで世界に挑戦し続ける小田凱人(おだときと)選手とスポンサー契約を締結いたしました。

引用元:社会医療法人・大雄会ホームページ(2023年10月31日付)

 

日本ガイシ

日本ガイシ株式会社とは、2021年4月にオフィシャルサポーター契約を結んでいます。

日本ガイシは、日本車いすテニス協会(JWTA)とオフィシャルパートナー契約を締結するとともに、愛知県を拠点に活動する選手4人と支援契約を締結しました。

引用元:日本ガイシ・ホームページ(2021年3月付)

日本ガイシ株式会社は、セラミックス、電力関連、エレクトロニクス関連などの開発を主な事業とするグローバルメーカーです。

こちらは上記にもあるように、日本車いすテニス協会(JWTA)とオフィシャルパートナー契約を締結しています。

また、2024年4月には小田凱人選手と継続してパートナー契約をしていることも公表しています。

日本ガイシは、一般社団法人日本車いすテニス協会(以下「JWTA」)とオフィシャルサポーター契約を締結しました。

併せて、国内外での活躍が期待できる選手6名との契約により遠征費をサポートするなど、車いすテニスを積極的に支援します。

支援契約選手(継続4名、新規2名)
〔男子〕
・小田 凱人(おだ ときと)選手(契約開始:2021年1月)※1
・城 智哉(たち ともや)選手(契約開始:2021年1月)※2
・川合 雄大(かわい ゆうだい)選手(契約開始:2024年4月)※1
~中略~
※1 トップアスリートグループとの三者契約
※2 選手との二者契約

引用元:日本ガイシ・ホームページ(2024年4月付)

 

その他契約企業

小田凱人選手は、上記にご紹介した企業以外とも、様々な社と契約を結んでいます。

それは以下の通りです。

ラケット ヨネックス
YONEX・小田凱人選手ページ
シューズ・ウェア ナイキ
車いす 橋本エンジニアリング
タイヤ IRC
IRC・小田凱人選手ページ
栄養サポート 森永製菓
森永製菓・小田凱人選手との栄養サポート契約締結について

他にも契約している企業などがあるかもしれませんね!

 

多くの企業が、小田凱人選手をサポートしてくださると、小田凱人選手だけでなく、車いすテニス自体の注目度が上がりますよね?

注目度があがれば、小田凱人選手の試合がテレビの地上波で放送されることにもつながります!!!

そうすれば、もっと多くの皆さんが、小田凱人選手と車いすテニスのスゴさを知ることにつながります!

というわけで、これからも多くのスポンサー企業さんが、車いすテニス界を盛り上げてくださったらいいなと思います!!!

 

 

“テニス”と“車いすテニス”の格差

今回の記事で、小田凱人選手の年収(年俸)や賞金について、推定金額をまとめてみました。

その中で、「プロテニス選手」「プロ車いすテニス選手」の格差について、知るところとなりました。

 

その格差について取り上げている記事を、いくつかご紹介します↓↓↓

車椅子テニスの場合、4大大会の1つである全豪オープン優勝賞金約600万円だ。

これが通常のテニスだと3億円1回戦敗退でも約500万円の賞金が出るのでその差は歴然としている。

引用元:SPAIA(2017.4.5付)

 

錦織選手の年収は約34億円と言われていて、アメリカのフォーブス紙が発表する「世界のセレブ100人」では日本人で唯一のランクインを果たしている。

これに対し、車椅子テニスで世界1位に君臨したこともある国枝慎吾選手の年収は4000~5000万円程度なのだ。

正式な公表はないので推定額となるが、世界1位までのぼり詰めたグランドスラム達成者の収入でさえ、錦織選手が得ている年収の約1.4%だ。

引用元:SPAIA(2017.4.5付)

↑こちらの記事は、少し古いので2024年現在の錦織圭選手の年収はこの数字とは違うと思われます。

しかし、この記事が書かれた2017年の時点で、錦織圭選手と国枝慎吾選手の差がこれだけあったのは事実でしょう。

 

2023年6月・7月に、小田凱人選手は全仏オープンとウィンブルドンで優勝されました。

特別にテニスのファンでなくても聞いたことがあるような、超有名な大きな大会でタイトルを取ったわけですが、その賞金だけを比べても、びっくりするような差があります。

※賞金の金額については、日本円に換算する際のレートの変動の影響があります。

全仏オープン賞金比較

2023年全仏オープン男子シングルス優勝 ノバク・ジョコビッチ 3億4270万円
2023年全仏オープン男子シングルス準優勝 キャスパー・ルード 1億8200万円
2023年全仏オープン男子シングルス1回戦敗退者 1020万円
2023年全仏オープン男子車いすシングルス優勝 小田凱人 880万円

上記の通り、小田凱人選手は「車いすシングルス優勝」という快挙にも関わらず、「シングルス1回戦敗退者」よりも、賞金額が低いことがわかります。

 

 

ウィンブルドン賞金比較

2023年ウィンブルドン男子シングルス優勝 カルロス・アルカラス 3億3000万円
2023年ウィンブルドン男子シングルス準優勝 ノバク・ジョコビッチ 1億7325万円
2023年ウィンブルドン男子車いすシングルス優勝 小田凱人 830万円

 

ウィンブルドンについては、1回戦敗退者の賞金額が分かりませんでした。

しかし、同じく「シングルス優勝」という結果であるにも関わらず、「車いす」と「健常者」の優勝賞金の差は約40倍です!

 

賞金格差に対応策はないの?

大会側も、この差について問題視していて、その差を縮めようと対応しているようです↓↓↓

大会は「選手間の分配をより均等にすることを目的に、男女シングルスの1回戦敗退者への賞金と、予選、車椅子テニス、クアード競技での授与額を大幅に増額した」と発表。

【2023年全仏オープン開始前の会見で】

引用元:Yahooニュース(2023.5.13付)

 

「大幅に増額した」のに、ここまでの格差があるんですね。

「テニス」と「車いすテニス」では競技人口の差も大きいですし、テレビなどメディアの取り扱いも全く違うので、経済効果が全然違うと言われたら、その通りなのは認めざるを得ません。

2023年の全仏オープンでの小田凱人選手の活躍ぶりも、日本では地上波では見ることが出来ませんでした。

 

多くの日本人は、ニュースで小田凱人選手の優勝を知り興味を持ったとしても、試合を見ることが出来ないのです。

 

確実に「儲かる」ものでないと、大手メディアでは取り上げられない。

 

多くのマイナースポーツが抱えているジレンマが、ここにもありますね。

 

多くの人が、簡単に見ることが出来る状況にならないと、ファンも増えないし状況は変わらないのではと思います。

とっても切なく悲しい気持ちになりました。

そして、何とかして、この差が少しでも縮まれはいいのになと思いました。

皆さんは、どのように感じましたか?

 

まとめ

2022年春に高校生になったのを機に、車いすテニスのプロ選手になった小田凱人選手。

2023年になり、グランドスラムでの優勝も果たし、念願の世界ランキング1位となりました!

2024年になっても、飛ぶ鳥を落とす勢いの小田凱人選手の年俸や賞金など、お金にまつわる情報をまとめてみました。

 

2023年、2024年と、好調さをキープして、さらに素晴らしい戦績を積み重ねている小田凱人選手。

2024年8月より開催される、パリパラリンピックへの出場も決定しており、金メダルへの期待も高まっています。

 

さらに、今回の記事作成の為に情報を調べる中で、“プロテニス選手”“プロ車いす選手”との収入格差についても、知ることができました。

どちらも、私たち観客に感動をくれる素晴らしいアスリートですので、何とかしてその格差がなくなっていけばいいなと思いました。

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

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