鈴木優花(すずき ゆうか)選手は、2024年夏に開催されたパリオリンピックに、女子マラソン日本代表として出場されました!
結果は、6位入賞!
しかも、自己ベスト!
アップダウンが激しかったパリのコースで、素晴らしい走りを見せてくれました!
鈴木優花選手は、2022年に私立大東文化大学を卒業後、第一生命グループ女子陸上競技部に所属しています。
社会人になった翌年の2023年にオリンピック出場権を獲得した、大変勢いのある若手選手です。
この記事では、鈴木優花選手の学歴をまとめました!
大学だけでなく、高校や中学時代から陸上の素質があったのでしょうか。
鈴木優花選手の大学、高校、中学時代の戦績についても調査します!
■鈴木優花は大東文化大学卒!
■鈴木優花の高校時代/戦績は?
■鈴木優花の中学時代/戦績は?
鈴木優花は大東文化大学卒!
鈴木優花選手は、大学進学を機に地元・秋田県を離れて、東京都にある私立大東文化(だいとうぶんか)大学へ進学されました。
鈴木優花選手の学部は、スポーツ・健康科学部です。
鈴木優花選手の生年月日は1999年9月14日ということがわかっています。
ですから2018年4月に入学し、2022年3月に卒業されたことになりますね。
大東文化大学は、2023年9月に創立100周年を迎えた大変歴史ある大学。
現在では8学部20学科、7研究科、10以上の研究機関を要する総合大学です。
2023年度現在で約11,300人の学生が在籍しています。
【私立大東文化大学】 | |
【住所】 | 〒175-8571 東京都板橋区高島平1-9-1 |
【公式HP】 | https://www.daito.ac.jp/ |
監督からのラブコールで大東文化大へ
「大学駅伝で優勝したい」
「全国トップレベルで戦える選手になりたい」
そんな目標を叶えるために、鈴木優花選手は大東文化大学へ入学。
決め手となったのは、大東文化大学陸上部の外園隆(ほかぞの たかし)監督のお声がけでした。
この言葉をきっかけに大東文化大学への進学を決めます。
外園隆監督がスカウトしたのは、鈴木優花選手が高校2年生の冬!
外園隆監督が、わざわざ東京から秋田にまで足を運ぶほど、とても期待されていた選手だったのですね!
大学時代の戦績
鈴木優花選手の、大東文化大学時代の主な戦績をまとめてみました。
2018年5月 (大学1年生) |
第97回関東学生陸上競技対校選手権大会 (関東インカレ) 5000m |
2位 |
2018年6月 | 日本学生陸上競技個人選手権大会 (日本学生個人) 5000m |
優勝 |
2018年9月 | 天皇賜盃 第87回日本学生陸上競技対校選手権大会 (日本インカレ) 5000m |
5位 |
2018年10月 | 第36回全日本大学女子駅伝対校選手権大会 (全日本大学女子駅伝) 第2区 |
区間賞 (大東文化大2位) |
2018年12月 | 2018全日本大学女子選抜駅伝競走 (富士山女子駅伝) 第7区 |
区間新 (大東文化大2位) |
2019年1月 | 皇后盃 第37回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 (全国女子駅伝) 第1区 |
区間3位 (秋田県26位) |
2019年3月 | 第40回記念 まつえレディースハーフマラソン (日本学生女子ハーフマラソン) |
優勝 |
2019年5月 (大学2️年生) |
第98回関東学生陸上競技対校選手権大会 (関東インカレ) 10000m |
優勝 |
2019年7月 | 第30回 夏季ユニバーシアード競技大会 (イタリア/ナポリ) ハーフマラソン |
金メダル |
2019年9月 | 天皇賜盃 第88回日本学生陸上競技対校選手権大会 (日本インカレ) 10000m |
4位 |
2019年10月 | 第37回全日本大学女子駅伝対校選手権大会 (全日本大学女子駅伝) 第3区 |
区間賞 (大東文化大2位) |
2019年11月 | セブンヒルズロードレース (オランダ) 15km |
4位 (日本人過去最高) |
2019年12月 | 2019全日本大学女子選抜駅伝競走 (富士山女子駅伝) 第7区 |
区間2位 (大東文化大2位) |
2020年1月 | 皇后盃 第38回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 (全国女子駅伝) 第1区 |
区間4位 (秋田県30位) |
2020年10月 (大学3年生) |
第38回全日本大学女子駅伝対校選手権大会 (全日本大学女子駅伝) 第6区 |
区間新 (大東文化大2位) |
2020年12月 | 2020全日本大学女子選抜駅伝競走 (富士山女子駅伝) 第5区 |
区間賞 (大東文化大2位) |
2021年9月 (大学4年生) |
天皇賜盃 第90回日本学生陸上競技対校選手権大会 (日本インカレ) 10000m |
優勝 (大会新記録) |
2021年10月 | 第39回全日本大学女子駅伝対校選手権大会 (全日本大学女子駅伝) 第5区 |
区間2位 (大東文化大2位) |
2021年12月 | 2021全日本大学女子選抜駅伝競走 (富士山女子駅伝) 第5区 |
区間2位 (大東文化大2位) |
2022年3月 | 名古屋ウィメンズマラソン2022マラソン ※初マラソン! ※日本学生新記録! ※マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場権獲得 |
5位 (日本人3位) |
↑この表を見ていただければわかるように、鈴木優花選手が大学3年生だった2020年の1年間、試合の記録がほぼありません。
これは、コロナ禍の影響によるものでしょう。
試合がないだけでなく、この時期は練習もままならない日々が続いたのではと思います。
そんな中でも、きちんと結果を残しているのは、素晴らしいと思います!
↓鈴木優花選手が大学2年生/ユニバーシアードで金メダルを獲得した際には、月刊陸上競技で特集が組まれるほど注目されていました!
8月10日発売の月刊陸上競技9月号では、ユニバーシアードで女子ハーフマラソンの金メダルを獲得した鈴木優花選手、女子10000mの銅メダルを獲得した関谷夏希選手による大東大コンビを特集します。
現地(イタリア・ナポリ)での裏話や、これまでの経歴、今後の目標などについてお話しいただきました! pic.twitter.com/Qx5DzmTRJM— 月陸Online/月刊陸上競技 (@Getsuriku) July 26, 2019
※一枚目お写真の右側が鈴木優花選手です!
↓こちらの投稿では「歴史的快挙」という言葉を使って、鈴木優花選手の活躍を讃えています
【陸上競技部女子長距離】#セブンヒルズ 15kmロードレース/オランダ🇳🇱
鈴木優花(スポ科2)が、日本人過去最高の48分46秒でゴールし、歴史的快挙を成し遂げました!!#大東文化大学 pic.twitter.com/ZJGethZDqQ— スポーツ大東編集部 (@supodai) November 17, 2019
ユニバーシアード競技大会や、セブンヒルズロードレースで世界の舞台を経験した鈴木優花選手。
日本国内だけでなく、世界でも戦える!という実感を持つことが出来たのではないでしょうか。
実際に、この頃から「世界選手権やオリンピックを目指したい」という思いが芽生え始めたそうです。
そして、その夢は叶います!
2022年3月に大東文化大学を卒業後、翌2023年10月に行われたMGCで優勝!
その結果、パリオリンピック出場権を獲得しました!
この日のレース後は、大東文化大学の外園隆監督から祝福の電話があったそうですよ!
大東大女子長距離出身者では初のオリンピアン!
オリンピック出場を有言実行してしまうのも、数々の戦績から見ると納得の一言ですね!
大東文化大学の公式YouTubeでは、陸上競技部OG鈴木優花選手のオリンピック出場を応援する声もありました!
鈴木優花の高校時代/戦績は?
鈴木優花選手は、秋田県立大曲(おおまがり)高等学校を卒業されています。
卒業生の約9割が大学へ進学するほどの進学校です。
それでも、大曲高校ではほとんどの生徒が部活動に参加し、学習との両立を目指しています。
鈴木優花選手が在籍されていたのは、2015年4月から2017年3月です。
大曲高校は、昨年2023年に新校舎が完成!
鈴木優花選手としては、ご自分が通った校舎がなくなってしまって、ちょっと寂しいかもしれませんね。
鈴木優花選手の7歳差の妹、鈴木彩花(すずき あやか)さんも、この高校に通っています。
2024年4月に高校3年生になりました!
鈴木綾花さんは、姉・鈴木優花選手と同じ陸上部として活躍中です!
妹・鈴木綾花さんについては、こちらで詳しくご紹介しています↓
【秋田県立大曲高等学校】 | |
【住所】 | 〒014-0061 秋田県大仙市大曲栄町6-7 |
【公式HP】 | https://omagari-h.com/ ※トップ画面には鈴木優花選手のパリオリンピック出場を応援するコメントが載っていました! |
鈴木優花選手が大曲高校を志望したのはどうしてでしょうか。
学生スポーツに関する記事が掲載されている4yearsのインタビュー記事に、その答えが掲載されています↓↓↓
鈴木には
「もともとトップにいるチームよりは、トップに挑戦して追う立場の方が好き」
という思いがある。
本格的に陸上を始めた高校も、県内強豪校の花輪ではなく、地元の大曲に進んでいる。
常に挑戦者でいることが鈴木のモチベーションなのだ。
確かに、多くのアスリートの皆さんは、地元の強豪校や、地元から遠く離れた強豪校へと、スポーツ推薦で進学されることが多いですよね。
でも鈴木優花選手はそうじゃなかった!!!
鈴木優花選手は、何事にも上を目指すスタンスで高校選びもされていたのですね!
鈴木優花選手の大曲高校時代の戦績もまとめました!
2015年5月 (高校1年生) |
第61回 県南支部高等学校総合体育大会 陸上競技大会 1500m/3000m |
3位 (1500m)2位 (3000m) |
第61回 秋田県高等学校総合体育大会 陸上競技会 1500m/3000m |
4位 (1500m)3位 (3000m) |
|
2015年6月 | 第70回 東北高等学校陸上競技大会 及び 秩父宮賜杯 第68回全国高等学校陸上競技選手大会 県大会東北地区予選会 3000m |
9位 |
2015年8月 | 平成27年度 第47回県南高等学校新人陸上競技大会 1500m/3000m |
各1位 |
2015年10月 | 第27回 全国高等学校女子駅伝競走大会秋田県予選大会 第1区 |
区間2位 (大曲高校2位) |
第70回国民体育大会 陸上競技 2015 紀の国わかやま国体 1500m |
12位 | |
2015年11月 | 東北高等学校駅伝競走大会(女子第26回) (東北高校駅伝) 第1区 |
区間賞 (大曲高校7位) |
2016年1月 | 皇后盃 第34回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 (全国女子駅伝) 第2区 |
区間7位 (秋田県29位) |
2016年5月 (高校2年生) |
第62回 県南支部高等学校総合体育大会陸上競技大会 1500m |
2位 |
2016年6月 | 第71回 東北高等学校陸上競技大会 1500m |
6位 |
2016年7月 | 全国男鹿駅伝競走大会(第16回高校女子大会) 第1区 |
区間1位大会新記録 (大曲高校6位) |
秩父宮賜杯 第69回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 (岡山インターハイ2016) 3000m |
14位 | |
2017年1月 | 皇后盃 第35回全国都道府県対抗女子駅伝競走大会 (全国女子駅伝) 第2区 |
区間9位 (秋田県22位) |
2017年6月 (高校3年生) |
第72回東北高等学校陸上競技大会 及び 秩父宮賜杯 第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 東北地区予選会 3000m |
4位 |
2017年7月 | 全国鹿駅伝競走大会(第17回高校女子大会) 第3区 |
区間3位 (大曲高校6位) |
2017年8月 | 秩父宮賜杯 第70回全国高等学校陸上競技対校選手権大会 |
予選落ち |
大曲高校時代、駅伝大会では区間賞や大会新記録を出すなど、好成績!
調べれば調べるほど、大会の記録には鈴木優花選手の名前ばかり記載されていて驚きます!
遠く東京の大学から秋田まで、スカウトが来てもおかしくないですね!
鈴木優花の中学時代/戦績は?
鈴木優花選手が、秋田県立大曲高等学校卒業とご紹介しましたが、鈴木優花選手の地元は、秋田県大仙(だいせん)市です。
通っていた中学校は、地元の大仙市立中仙(なかせん)中学校です。
2024年度現在、各学年2組ずつで、生徒数の合計は167人の学校です。
鈴木優花選手が在籍されていたのは、2012年4月から2015年3月です。
【秋田県大仙市立中仙中学校】 | |
【住所】 | 〒014-0207 秋田県大仙市長野新山5-1 |
【公式HP】 | http://www.edu.city.daisen.akita.jp/~ns-nakasentyu/ |
この地図で見ると、中仙中学校と大曲高校は、結構離れていることがわかりました。
鈴木優花選手のご実家は、きっと中仙中学校の近くだと考えられるので、高校へは1時間近くかけて通学されていたのかもしれません。
鈴木優花選手の、中仙中学校時代の戦績をまとめました!
2012年9月 (中学1年生) |
2012全県駅伝競走大会 中学女子 第1区 |
区間9位 (中仙中学6位) |
2013年7月 (中学2年生) |
第62回 秋田県中学校総合体育大会陸上競技大会 1500m |
3位 |
2013年9月 | 2013全県駅伝競走大会 中学女子 第1区 |
区間4️位 (中仙中学5位) |
2014年8月 (中学3年生) |
第35回 東北中学校陸上競技大会 1500m |
7位 |
2014年9月 | 2014全県駅伝競走大会 中学女子 第1区 |
区間4位 (中仙中学8位) |
鈴木優花選手は中仙中学校時代、バスケットボール部に所属しながら陸上の大会に出ていました。
2013年7月、中学校2年生の時の秋田県中学校総合体育大会陸上競技大会に出場し、1500mで3位に入賞したことをきっかけに、陸上へ専念します。
「自分の可能性を試してみたい」と陸上を選ぶ挑戦者の考え方は、高校選びにも共通していますね!
まとめ
今回は、鈴木優花選手の大学、高校、中学時代の戦績を中心にご紹介しました!
調べていくと、数々の陸上大会に参加し、好成績を残していることがわかります!
2024年夏のパリオリンピックでの6位入賞も素晴らしかったです!
今後の活躍にも期待したいですね!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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