2024年夏に開催されるパリオリンピック。
パリオリンピックの男子サッカー日本代表メンバーのひとりが、今回ご紹介する佐藤恵允(ケイン)選手です。
「ケイン」という名前から想像できるように、佐藤恵允選手はハーフ。
しかし、出身は東京世田谷区で、学校も日本の学校に通っていたようです。
佐藤恵允選手の高校や中学はどこ?
そして、佐藤恵允選手がサッカーを始めたのはいつなのかも調査!
佐藤恵允選手は、高校卒業後、明治大学へ進学しました。
そして、明治大学在学中に、ドイツのブンデスリーガに所属する「ヴェルダー・ブレーメン」に入団されました!
今回の記事では、佐藤恵允選手のサッカー歴について、ご紹介します!
■佐藤恵允の高校はどこ?
■佐藤恵允の中学はどこ?
■佐藤恵允がサッカーを始めたのはいつ?
■佐藤恵允は明治大学卒!
■佐藤恵允は明治大学在籍中にドイツ/ブレーメンへ
佐藤恵允の高校はどこ?
佐藤恵允選手が通っていたのは、サッカー強豪校のひとつ、私立「実践学園高等学校」です。
【実践学園高等学校】 | |
所在地 | 東京都中野区中央2丁目34-2 |
公式ホームページ | https://www.jissengakuen-h.ed.jp/ |
佐藤恵允選手は、2001年7月11日生まれ。
ですから、こちらの高校には2017年4月に入学し、2020年3月に卒業しています。
佐藤恵允選手は、高校在学中、こちらの学校のサッカー部に所属していました。
佐藤恵允が実践学園高校を選んだ理由
佐藤恵允選手が、なぜ実践学園高校に進学することを選んだのか。
その理由についてコメントしているインタビューをみつけました。
そのインタビューによると、あまり積極的な理由ではなかったようです。
「単純に行くところがなかったのもありますし、遠藤さんに教わった人が、そのまま実践に行く流れでESAからも4人ぐらい行きました。
真人も行ったし的な感じで決めました」
↑こちらのインタビューの中に出てくる「遠藤さん」「ESA」というのは、中学時代に通っていた「遠藤サッカーアカデミー」=「ESA」のこと。
この時のチームメイトが実践学園高校に行くので、自分も行った・・・みたいなニュアンスに聞こえますね。
このインタビューで名前が出てくる「真人」というのは、古川真人(まなと)さんのことです。
古川真人さんは、佐藤恵允選手と一緒に実践学園高校に進学したあと、国士舘大学へ入学され、卒業後には東京ヴェルディに入団されています。
佐藤恵允選手は、中学時代を振り返り、当時のチームでの立ち位置について「自分はチームの中心ではなく、中心のちょっと下だった」ともコメントしています。
それに対して、古川真人さんは「チームの中心にいた」とのこと。
同級生のチームメイトだったものの、古川真人さんの実力が自分よりも上だと認めていたからこそ、そんな選手と一緒に高校でも切磋琢磨したいと思ったのかもしれませんね。
古川真人さんが、佐藤恵允選手に大きな影響を与えた人というのは、間違いなさそうです!!!
「真人は小さい頃から負けず嫌いで自分の意思を示すのがうまくて、俺に足りないものだと感じました。
中高と真人はずっとその感じで上がってきたので、それを見て成長できたと思います」
このたび、国士舘大学の #古川真人 選手が、東京ヴェルディに来季から加入することが内定しましたので、お知らせいたします。
古川選手のプロフィールおよびコメントはこちらからご覧ください▶https://t.co/sF51wHTr4h#verdy @KokushikanFc pic.twitter.com/LSswssed6y
— 東京ヴェルディ(TOKYO VERDY)公式⚽ (@TokyoVerdySTAFF) June 22, 2023
佐藤恵允の高校時代の戦績
佐藤恵允選手が高校に通っていた3年間のうち、実践学園高校が全国大会に出場したのは2回。
それは、佐藤恵允選手が1年生の時の高校総体(インターハイ)と、同じく1年生の時の全国高校サッカー選手権です。
残念ながら、どちらも1回戦で敗退。
いずれも、1年生の佐藤恵允選手には、出場機会はありませんでした。
佐藤恵允選手が、高校3年生で迎えた最後の全国高校サッカー選手権の東京予選。
2次TAの準々決勝まで進むも、そこで敗退。
世代別代表などにも呼ばれることがなかったので、高校時代の佐藤恵允選手は無名選手だったと言えそうです。
とはいえ、「知る人ぞ知る」という選手だったようです。
↓こちらのX(旧Twitter)でも、高校3年生の佐藤恵允選手に注目しています!
[MOM2674]実践学園FW佐藤恵允(3年)_身体能力では「譲れない」。コロンビア系の注目FWが存在感示し、1得点 https://t.co/Fr20ZkDYzm #gekisaka pic.twitter.com/1w8K7wBCEv
— ゲキサカ (@gekisaka) May 20, 2019
佐藤恵允の中学はどこ?
佐藤恵允選手の出身中学校については、公の情報を見つけることが出来ませんでした。
しかし、先ほど紹介したように、高校については実践学園高等学校に通っていることが分かっています。
実践学園高等学校は、中高一貫校で、学校のホームページを見ると、高校からの入学は受け入れていないようです。
ですから、中学については、同じ実践学園の中学校、つまり「実践学園中学校」に通っていたと考えても良さそうです。
中学生時代の佐藤恵允選手は、「遠藤サッカーアカデミー」に通っていました。
先ほども登場しましたね。
一般社団法人「遠藤サッカーアカデミー」、通称「遠藤塾」または「ESA」は、サッカー元日本代表である遠藤昌浩さん(現在は改名されて“雅大”さん)が開いたサッカースクール。
対象としているのは、東京都および近郊の小学生・中学生です。
佐藤恵允選手は、小学校時代から、この遠藤サッカーアカデミーに通っていました。
佐藤恵允選手が遠藤サッカーアカデミーに通いだした時には、遠藤雅大さんの息子さんである遠藤雅己さんが監督をされていました。
しかし、ここに通いだした理由については、創立者である遠藤雅大さん自身に興味を持っていたことがわかるコメントをされています↓↓↓
「監督である遠藤雅己さん(令5卒・現横浜FC)のお父さんが教えることが興味深くて、ここでやったらうまくなりそうだなと思ったから行きました」
遠藤サッカーアカデミーの公式ブログホームページによると、練習時間については以下のように紹介されています。
実践クラスでは、毎週月曜日・木曜日・金曜日にトレーニングを行っております。
週末は、高体連のサッカー部、クラブのJr.ユースなどとのトレーニングマッチを通し、サッカーにおける攻守の基本習得を目的として活動しております。引用元:遠藤サッカーアカデミー公式ブログ
土日は、ほぼ試合などがあるとしても、平日練習は週3日。
これは、比較的少ない方なのかなという印象を持ちます。
ですから、もしかしたら、遠藤サッカーアカデミーの練習日以外は、学校の部活に参加していた可能性もあるのかも???
それとも、自主練をしていたのでしょうか?
佐藤恵允がサッカーを始めたのはいつ?
佐藤恵允選手がサッカーを始めたのは、5歳の頃から。
先にサッカーを始めていたお兄さんの背中を追って、始めたようです。
しかし、実際にはもう少し前から、サッカーとは出会っていたのではと予想します。
というのも、佐藤恵允選手は、「バディスポーツ幼児園世田谷」という幼稚園を卒園しているからです。
この幼稚園は、幼いうちからスポーツに親しんでもらおうと、スポーツに特化した幼稚園として有名です。
幼稚園とは思えないくらいレベルの高いことにもチャレンジさせるとのこと。
ですから、この幼稚園に通っている間に、サッカーをやったことはあるハズです。
しかも、「遊び」の域を超えた、この年齢の子供にしてはレベルの高い内容でやっていると思われます。
サッカーを始めたきっかけはお兄さんとのことでしたが、もしかしたら、幼稚園での経験も、きっかけのひとつだったのかもしれませんね。
小学生になった佐藤恵允選手は、こちらの幼稚園と同系列の「バディSC世田谷」に入団し、本格的にサッカーを始めています。
佐藤恵允は明治大学卒!
佐藤惠允選手の出身大学は、明治大学で、文学部英米文学専攻です。
2020年4月に入学されました。
後ほど詳しく紹介しますが、4年生になる2023年7月にサッカー部を退部し、ドイツへ渡りますが、2024年3月に卒業されています。
佐藤恵允選手は東京出身で、ご実家も都内だと思われます。
しかし、大学では寮生活を送っていました。
高校を卒業すると同時に実家を出ることについて、当時はワクワクしていたかもしれませんね。
しかし、実際にはハードなサッカーの練習と、それにプラスして身の回りのことを自分でこなさなければいけません。
寮生活なので、食事の心配は不要だったとは思いますが、生活面で苦労されたようです。
佐藤恵允は大学2年でブレイク!
佐藤恵允選手は、大学1年生の時には、スタメンとして出場しても結果を出せず、途中で交代させられたり、セカンドチームに落とされたり。
そんな佐藤恵允選手が、トップチームで安定したプレーを見せるようになったのは、2年生から。
まさに、2年生でブレイクしたと言えます!
この年に、初めて世代別代表にも選ばれ、その知名度も上がっていきました。
周りには、中学や高校時代から注目されているような選手が多い中、いつも「下の立場」からスタートでした。
だからこそ、そこからはい上がる気持ちやメンタリティが鍛えられたと言います。
佐藤恵允選手には、エリート街道を歩いてきた選手ではないからこその強さがあるのですね。
2022年、3年生からは、エースナンバーの10番をつけるようになり、チームの中心選手として活躍。
11月には、明治大学は関東大学リーグ1部で優勝し、佐藤恵允選手個人としてもベストイレブンにも選ばれました↓↓↓
🏆ベストイレブン(1部)🏆
明治大学 佐藤恵允選手
📝FW 10番 3年 実践学園高校出身#jufa #大学サッカー@meidaisoccer pic.twitter.com/SOqLxCX1Ju— 関東大学サッカー連盟 JUFA KANTO (@JUFA_kanto) November 15, 2022
4年生からは、副キャプテンにも選ばれ、公私に渡ってチームをまとめる役割も担うようになりました。
明治大学体育会サッカー部は、noteに公式のアカウントを開設しています。
そして、佐藤恵允選手も、何度かそこに登場。
大学在学時代のあれこれを書いた文章を投稿されています。
是非、ご一読ください!
佐藤恵允は明治大学在籍中にドイツ/ブレーメンへ
佐藤恵允選手は、明治大学4年生だった2023年8月1日付で、ドイツブンデスリーガ1部のヴェルダー・ブレーメンに加入することになりました。
佐藤恵允選手は、もともと海外でプレーする夢を持っていたようです。
しかし、大学在学中に海外のチームに加入するようになるとは想像していなかったようですね。
2023年2月に、一度ドイツに渡り、チームの練習に参加。
あちらから正式にオファーが来たのが6月だといいます。
そして、8月1日から加入という流れでした。
【佐藤恵允 ヴェルダー・ブレーメン加入のお知らせ】
この度、当部所属の #佐藤恵允(文学部4年/実践学園高校)がブンデスリーガ1部の #ヴェルダー・ブレーメン(#Werder Bremen)と契約を締結し、2023年8月より入団することが決まりました。詳細はこちらからご覧ください。https://t.co/nI09rV6gjy pic.twitter.com/aqYHTYDWMH
— 明治大学体育会サッカー部 (@meidaisoccer) July 18, 2023
佐藤恵允選手自身は、海外へチャレンジしたいという夢は持っていたものの、明治大学で副キャプテンを務めていたこともあり、卒業を待たずに途中でチームを離れることを決断するには、迷いがありました。
大学最後のインカレが終わった後、つまり2024年1月からドイツへ行くという考えもありました。
しかし、明治大学サッカー部の栗田大輔監督が、この時期での渡独のチャンスを後押ししてくれました。
こうして、佐藤恵允選手は、2023年7月末で明治大学サッカー部を退部されました。
しかし、大学に籍は残したまま。
2024年3月に、予定通り大学も卒業されました。
まとめ
今回の記事では、佐藤恵允選手の学生時代について、ご紹介しました。
佐藤恵允選手は、サッカー強豪校のひとつである実践学園高等学校に通っていました。
中学については、公の情報がないものの、中高一貫校という理由から、実践学園中学校に通っていた可能性が高そうです。
中学時代は、遠藤サッカーアカデミーに在籍していたことが分かっています。
サッカーを始めたのは5歳の頃からで、小学校時代はバデイ世田谷SCと、遠藤サッカーアカデミーでプレーしていました。
高校時代までは、ほぼ無名選手でしたが、明治大学に進学してから注目されるようになり、大学在学中にドイツブンデスリーガのブレーメンへ加入されました!
さらに、2024年7月に開催されたパリオリンピックにも日本代表選手のひとりとして出場されました。
今後も、佐藤恵允選手に注目していきましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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