日本のバスケットボール界にとって、2023年8月25日から9月10に開催されたワールドカップは、日本のバスケットボールの実力を世界にアピールする大きなチャンスでした!
特に注目されたのは、ネブラスカ大学を卒業した、富永啓生(とみなが けいせい)選手です。
高校時代に大注目された富永啓生選手が、アメリカに渡ったのは2019年の6月でした。
まずは、テキサス州北部にある短大・レンジャーカレッジでプレー。
その後、2021-22シーズンからはネブラスカ州リンカーン市にあるネブラスカ大学に編入。
2024年3月に、ネブラスカ大学最後のホームゲームを勝利で終え、その後無事に卒業されました!!
大学卒業後については、2024年6月27日・28日に行われるNBAドラフトにて決定予定です。
そんな富永啓生選手が、バスケの本場アメリカでどのような評価をされているのか気になりませんか?
というわけで、ネブラスカ大学からNBA入りを目指す富永啓生選手についてご紹介します。
2024年6月26日・27日に行われたNBAドラフトでは、指名されなかった富永啓生選手ですが、NBAインディアナ・ペイサーズと「エグジビット10」契約を結ばれました!
詳細は本文でも!!↓↓
■富永啓生のアメリカでの評価は?
■富永啓生はネブラスカ大学で活躍中!
■富永啓生のワールドカップ2023
■富永啓生はNBA入りを目指す!
■富永啓生はインディアナ・ペイサーズとエグジビット10契約へ!
富永啓生のアメリカでの評価は?
富永啓生選手のアメリカバスケットボール界での評価は、グングンとすごい勢いで跳ねあがっています!!!
なんと、富永啓生選手のことを「日本のステフィン・カリー」という言葉を使って賞賛されることもあるんです!
日本のステフィン・カリー!
富永啓生選手は、2023年2月5日に対ペンシルベニア州立大戦での試合で、脅威の自己最多30得点をマーク!
チームとしても、72対63で、勝利しました。
72点のうちの30点を富永啓生選手が入れたというのはスゴイですよね!!!
この時の試合について、アメリカの記者は以下のようなコメントを残しています↓↓↓
「ステフィン・カリーは、今やNBAのケイセイ トミナガとして知られている」
「ケイセイ・トミナガがショーの主役だった」
「ステフィン・カリー」というのは、アメリカプロバスケット選手の一人で、超大スター!!!
そんな大スターの名前を出して、富永啓生選手のことを絶賛してくれています!
同じ日本人として、とっても嬉しいですし、誇らしい気持ちになりますね。
富永啓生選手も、ステフィン・カリー選手の大ファン!
ネブラスカ大学で彼が付けている背番号「30」は、ステフィン・カリー選手の背番号だから。
そんな憧れのステフィン・カリー選手の名前を使って自分が評価されるなんて、こんな嬉しいことはないんじゃないでしょうか!!!
ステフィン・カリー選手がどれほどスゴイ選手かという紹介はここでは省略しますが、富永啓生選手とって特別な選手であることは間違いありません。
というのも、ステフィン・カリー選手も富永啓生選手も、身長が188㎝なんです!
身長188cmというのは、プロバスケットボール選手としては高いとは言えませんよね。
二人とも、体型では負けてしまう高身長の選手たち相手に、いかに結果を出すかということを考え続けている点が共通しているのではと思います。
だからこそ、富永啓生選手はステフィン・カリー選手のことを尊敬し、目標としているのではないでしょうか。
ネブラスカ大ヘッドコーチが大絶賛!
2023年2月11日に行われた対ウィスコンシン大との試合では、3ポイントシュート11本中5本成功させ、トータルで22得点をマーク!
一時は17点差を付けられていた試合でしたが、富永啓生選手の活躍で最終的にはその差を覆すことに成功!
73-63で勝利する立役者となりました!!!
この試合の後、ネブラスカ大学のフレッド・ホイバーグヘッドコーチは、富永啓生選手についてインタビューに答えています。
その内容を簡単に箇条書きにまとめてみました。
引用元:BASKETCOUNT 2023年2月22日
※ネブラスカ大学に入る前、テキサス州北部にある短大・レンジャーカレッジに在籍していた期間のプレーを指します。
富永啓生選手の活躍ぶりを、ヘッドコーチであるフレッド・ホイバーグ氏が興奮気味にコメントされている様子が伝わってきます。
↓
富永啓生選手に多くのデフェンスが付くことによって、空きスペースが生まれる。
↓
チームとしても攻撃の幅が増える。
富永啓生選手がゴール下へ入り込むチャンスも広がり、3ポイントシュート以外のシュートの成功率も上がっている!
実際に、先ほどご紹介した2023年2月5日に行われたペンシルバニア州立大戦では、富永啓生選手は3ポイントシュートだけでなく、ゴール下でのフィールドゴール8本中7本を決めていて、それが1試合でトータル30得点という結果を生み出しています!
ビッグ10の特別賞受賞!
富永啓生選手は、ネブラスカ大学での2シーズン目である2022~2023年シーズン終了時に、ビッグ10カンファレンスの特別賞を受賞されました!
こちらは、ビッグ10のコーチ投票、メディア投票によって選ばれる賞です。
One of the best shooters in the B1G.
🏆 All-Big Ten Honorable Mention
↳ @KeiseiTominaga 🎯 pic.twitter.com/xoANqlSy3V— Nebraska Men’s Basketball (@HuskerHoops) March 7, 2023
バスケの本場アメリカのスポーツ記者や他大学のコーチにも評価されるということは、誰もが認める活躍があったからこそです。
富永啓生選手が自身のストロングポイントを、常にアピールし結果を残したからですよね。
ネブラスカ大学が所属するアメリカ大学リーグは、通称ビッグ10カンファレンス(たまは簡単にビッグ10)と呼ばれています。
このビッグ10には14校が所属していて、強豪ぞろいです。
ビッグ10がドキュメント動画を作成!
富永啓生選手の活躍を受けて、2023年2月にビッグ10カンファレンス側が「The Journey」というドキュメンタリー動画を作成しました!
タイトルは「日本のステフィン・カリー(Japanese Steph Curry)」!!!
この動画の中で、富永啓生選手は「渡米した最初の頃は、ほとんど英語を話せなかった」と語っていますが、今ではかなり英会話力もアップされているのがわかりますね。
大学のコーチやチームメイト、そしてネブラスカのバスケファンの皆さんが、富永啓生選手を心より迎え入れていて、その実力を認めてくれていることも伝わってきます!
Big Ten Networkが富永選手の活躍ぶりを紹介するために発信したTwitterに、なんとステフィン・カリー選手本人が富永選手にエールを送ってくれたのは、非常に有名です!
His nickname: The Japanese @StephenCurry30.
His number: 3⃣0⃣, obviously@BTNJourney features @HuskerHoops‘ electric G @KeiseiTominaga. pic.twitter.com/RYxa4KldVH
— Big Ten Network (@BigTenNetwork) February 16, 2023
こちらが、ステフィン・カリー選手の実際のコメントです↓↓↓
Love it, Keisei!
— Stephen Curry (@StephenCurry30) February 16, 2023
この投稿に対して、富永啓生選手は「Appreciate it, Steph!(有難う!ステフィン!)」と対応しました!↓↓↓
Appreciate it, Steph! https://t.co/QlmPjgt4Lu
— 富永 啓生/ keisei tominaga (@KeiseiTominaga) February 16, 2023
富永啓生はネブラスカ大学で活躍!
2024年に入り、卒業が間近に迫る最終シーズン、ネブラスカ大のバスケットボールチームにとって、もはや富永啓生選手は欠かせない存在です。
冒頭でご紹介したように、富永啓生選手が、渡米されたのは2019年の6月でした。
まずは、テキサス州北部にある短大・レンジャーカレッジで2年間プレー。
その後、2021-22シーズンからはネブラスカ州リンカーン市にあるネブラスカ大学に編入されました。
2021-22シーズン
最初のシーズン(2021-22)は、シーズン全体で30試合に出場。
1試合の平均得点は、5.7点でした。
この数字が、どのくらいの価値があるのかは私には判断が難しいので、同じようにアメリカの大学でプレーした経験のある日本人選手のデータを調べてみました。
■ゴンザガ大学
■1シーズン目:28試合に出場/平均2.6得点
■ジョージ・ワシントン大学
■1シーズン目:35試合に出場/平均7.4得点
富永啓生選手はネブラスカ大学に編入されているので、正確に言うとアメリカでプレーするのは1年目ではありません。
しかし、八村塁選手や渡邊雄太選手のデータと比べてみて、ネブラスカ大での1シーズン目は、かなりいい成績で終わったと言えそうですね!!!
このシーズンのネブラスカ大学には、富永啓生選手と同じ「ガード」のポジションにはブライス・マクゴーウェンズ選手という選手がいて、富永啓生選手はその控えという立場でした。
しかし、このシーズン終了後、マクゴーウェンズ選手はNBAドラフトで指名され、プロ選手となったため大学を去りました。
そんなスゴイ選手がチーム内のライバルだった初シーズンでしたが、それでも先ほどご紹介したような好成績を残したというのは素晴らしいと言えるのではないでしょうか。
2022-23シーズン
2022-23シーズンは、先ほどご紹介したマクゴーウェンズ選手がいなくなったので、富永啓生選手の出場機会は増えました!
試合に出場する機会が増えるということは、それだけ経験値が上がるということ!
富永啓生選手にとって、そしてネブラスカ大のファンにとっても、2022-23シーズンは素晴らしい1年になりました。
先ほどご紹介したように、2023年2月5日に行われたペンシルベニア州立大学戦では、過去最高の1試合30得点をマーク!
さらに、この試合から5試合連続で20得点以上を記録しました。
現地時間2024年2月4日に行われたイリノイ大学との試合で、富永啓生選手は、キャリアハイの31得点をマークしました!!(詳細はのちほど)
2023年2月11日に行われた対ウィスコンシン大との試合でも、トータルで22得点をあげたことは、先ほどご紹介しましたね。
このウィスコンシン大との激戦は、特に富永啓生選手の存在感が目立った試合となりました。
この日、スターティングメンバーとして出場した富永選手は、前半に5得点をあげました。
しかし、後半に入るとチームは苦戦し、最大で17点もの差をつけられてしまいました。
そこで、富永選手が大奮起!
5分間の間に3ポイントシュートを4本を決めて、チームを引っ張りました!
それでも、勝敗は決まらず延長戦へ。
延長戦では、富永選手がさらに4得点を追加し、ネブラスカ大は73対63で勝利を収めました。
この試合での富永選手のスタッツは以下の通りです。
出場時間 | 38分 |
得点 | 22点 |
リバウンド | 2回 |
3ポイントシュート | 5/11 |
フィールドゴール成功率 | 50% (7/14) |
富永選手は、直近3試合で平均25.3得点という素晴らしい成績を残しています。
昨シーズンと比べても、富永啓生選手の成長ぶりが良く分かります。
【2021-2022】 | 【2022-2023】 | |
平均得点 | 5.7点 | 13.1点 |
スリーポイント成功率 | 33% | 40% |
2023-24シーズン
2023-24シーズンは、富永啓生選手にとって、大学最後のシーズンです。
実は富永啓生選手、2023年4月にNBAドラフトの※アーリーエントリーを表明しましたが、それを撤回。
2023-24シーズンも、ネブラスカ大学でプレーすることに。
そして、2023年夏に行われたバスケワールドカップ出場後も、富永啓生選手は絶好調!
現地時間2024年2月4日(日本時間5日)に行われた、ネブラスカ大学との試合では、キャリア最高のプレーを見せてくれました!!
右コーナーからのステップバックスリーでチーム初得点を決めると、その後もドライブからのレイアップやフローター、プルアップジャンパーなど内外から様々な方法でゴールを量産。
延長でも3ポイントや4本のフリースローを沈めて7得点を稼ぎ出すなど、接戦を演じる原動力となり、終わってみれば自己最多タイとなる5本の長距離砲を沈めてゲームハイ、かつキャリアベストとなる31得点をマークしてみせた。
引用元:YAHOOニュース(2023年2月5日付)
この試合での富永啓生選手のスタッツは以下の通りです。
出場時間 | 32分41秒 |
得点 | 31点 |
リバウンド | 3回 |
3ポイントシュート | 5/7 |
フィールドゴール成功率 | 71.4%(9/14) |
試合自体は、84-87で惜しくも負けてしまいましたが、31得点は素晴らしいです!!
この試合は富永啓生選手にとって大きなアピールになったのではないでしょうか!?
🏀試合結果🇺🇸
富永啓生がゲームハイ31得点と躍動…ネブラスカ大は強豪イリノイ大にOTで惜敗https://t.co/QTJIQMzqkJ
ネブラスカ大の富永は、イリノイ大との試合で3ポイント5本成功を含むチーム最多31得点を記録しました。 @CBBonFOX pic.twitter.com/jS3MgB4gG3— バスケットボールキング (@bbking_jp) February 5, 2024
アメリカ時間の3月3日、ネブラスカ大学での最後のホームゲームを勝利で飾った富永啓生選手。
チームと地元ファンへ、感謝の気持ちを爆発させました!
🇺🇸#NCAA🇯🇵
富永啓生がホーム最終戦でゲームハイの18得点…ネブラスカ大のファンへ勝利を届けるhttps://t.co/hPBht5UfBg
18得点を挙げてホームのファンを魅了した富永。21勝9敗としたネブラスカ大は、3月11日に敵地でミシガン大学とのシーズン最終戦に臨みます。
🎥@HuskerMBBpic.twitter.com/d9hvoDvulV— バスケットボールキング (@bbking_jp) March 4, 2024
在学中最後のホームゲームに臨んだ富永は、28分43秒の出場で3ポイント1本を含むゲームハイの18得点をマークし、圧倒的な強さを誇ったホームでの18勝目(1敗)に貢献した。
また、ネブラスカ大学バスケットーボル部のフレッド・ホイバーグHCは、「富永啓生はネブラスカ大の選手で史上最も愛された選手の1人になるだろう」と、最大級の賛辞を送っています!↓↓↓
フレッド・ホイバーグHC「富永啓生はネブラスカ大の選手で史上最も愛された選手の1人になるだろう」https://t.co/tsnW3aUcLc
— YOKO B (@yoko_okc) March 3, 2024
さらに、ネブラスカ大学は、全米大学バスケットボールの年間王者を決める「NCAAトーナメント」に推薦枠で出場しました!!
チームは初戦敗退になってしまいましたが、富永啓生選手は、トーナメント期間中に開催された3Pコンテストで見事優勝!!!
脅威の成功数…ネブラスカ大・富永啓生、NCAA3ポイントコンテストで優勝<動画有>
FIBAワールドカップ2023で日本代表として活躍した富永啓生が、全米から選出された8人の優秀選手たちによる戦いを見事に制したhttps://t.co/6ppSNk0dAS#NCAA #富永啓生
— ニューズウィーク日本版 (@Newsweek_JAPAN) April 5, 2024
NBA入りに大きなアピールになりました。
富永啓生のワールドカップ2023
2023年8月25日から9月10日に行われた、バスケワールドカップ。
富永啓生選手が活躍した試合もたくさんあり、こちらもまた、NBA入りの大きなアピールの場にもなりました!
中でも注目したい試合を2つピックアップしてみました!!
1次ラウンド・フィンランド戦(2023年8月27日)
この試合は、日本代表が18点差をひっくり返し、98-88で奇跡的な勝利をおさめました。
普段バスケの試合を観ない方でも、この試合には興奮した方も多かったのではないでしょうか!?
富永啓生選手は、初戦のドイツ戦では武器でもある3ポイントも2本しか打てずに苦戦していました。
今日はオフェンスどうこうというよりか、まずディフェンスから入るということをコートに出るとき意識していました。
今日はいつも以上にディフェンスにフォーカスしてやっていました。
ディフェンスを意識して臨んだこの試合。
3ポイントを7本中4本成功させて、さらに、18点差までひらいていた第3クォーターでは、長距離砲を決め、勝利の立役者の一人となりました!!
日本が世界に誇る最強シューター👌🏹
#30 富永 啓生 (SG|188cm)
⌚️18:35 MIN|17 PTS|4 3FGM|3 STL@KeiseiTominaga🏆FIBAバスケットボールワールドカップ2023
🆚フィンランド🇫🇮#AkatsukiJapan#日本一丸#ゴーアカツキジャパン#FIBAWC pic.twitter.com/TL9rP7ZbDP— バスケットボール日本代表 (@JAPAN_JBA) August 28, 2023
順位決定リーグ・カーボベルデ戦(2023年9月2日)
80-71で日本代表が勝利し、2024年パリ五輪の出場を決めたこの試合。
カーボベルデってどこにあるの!?
と、調べてしまった方もいたのではないでしょうか。
そういった意味でも注目された試合でしたね。
富永啓生選手は、6本連続で3ポイントシュートを決めるなどして、22得点の大活躍!!
今大会自身最多となる22得点の躍動。
所属するネブラスカ大の地元紙「ノース・プラット・テレグラフ」も「ケイセイ・トミナガが1つも外さない完璧なシュートの前半でFIBAワールドカップで輝く」
と題して特集した。
所属するネブラスカ大学の地元紙でも大絶賛されました!!
/
復活の富永・仁王立ち
\富永啓生がここまで2本中2本
やっぱりこの男はスリーが似合う🏆FIBAバスケワールドカップ2023
🆚🇯🇵日本×🇨🇻カーボベルデ共和国
📅9/2(土)
📱Live on #DAZN#AkatsukiJapan pic.twitter.com/z6axVYhtg4— DAZN Japan (@DAZN_JPN) September 2, 2023
日本中が興奮し、湧いたこのワールドカップ2023は、富永啓生選手にとって、NBA入りの大きな一歩になったことでしょう!
富永啓生はNBA入りを目指す!
富永啓生選手は、2023年4月にNBAドラフトへのアーリーエントリーを表明しました!
アーリーエントリーとは、卒業年の前年度にNBAドラフトにエントリーすること。
アーリーエントリーにより、実際にドラフト指名されれば、卒業を待たずにプロデビューできるというシステムです。
しかし、2023年5月31日にエントリーを撤回すると発表しました。
富永啓生選手は、インディアナ・ペイサーズのワークアウトに参加して、自分のレベルを確認していましたが、もう一度大学でプレーすることを選んだのです。
そして、2023-2024シーズンもネブラスカ大学でプレーすることを発表しました!
One More Year #GBR pic.twitter.com/LQsVCiTTkA
— 富永 啓生/ keisei tominaga (@KeiseiTominaga) June 1, 2023
富永啓生選手がNBAデビューするかどうかということが、バスケの本場アメリカでニュースに取り上げられていて、それに対して多くのアメリカ人が反応してくれているというのは、胸アツです!!!
そして、ネブラスカ大学の皆さんが、富永啓生選手がもう1年プレーすることを喜んで歓迎してくれていることも、とっても嬉しいことですね!
ここで大学在籍期間についてご説明します!
富永啓生選手は、アメリカで最初の2年はレンジャーカレッジでプレー。
そして、その後の2年はネブラスカ大学でプレーと、すでにアメリカで4シーズンを過ごしました。
ということは、富永啓生選手は、すでに大学を卒業する年じゃないの???
実は、元々は、富永啓生選手のネブラスカ大学在学期間は、2022-23シーズンまででした。
ですが、コロナ禍の影響で、2023-2024シーズンも大学に在籍する権利をGET!
というわけで、2023-2024のシーズンは富永啓生選手の大学最後のシーズンとなりました。
2024年5月19日(現地18日)にネブラスカ大学を無事に卒業され、いよいよNBA入りに挑みます!!
NBAドラフトは2024年6月26日・27日に行われました!
結果はいかに。↓↓
富永啓生のNBAドラフトの結果
NBAドラフト2024が、現地時間6月26日・27日の2日にわたっておこなわれました。
しかし。
富永啓生選手の名前は、残念ながら呼ばれることはありませんでした。
富永啓生、NBAドラフトで指名されず…レーカーズはレブロンの息子ブロニーを指名 : 読売新聞オンライン https://t.co/mOoXF6cZNk #富永啓生#ブロニー・ジェイムズ
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) June 27, 2024
富永啓生選手は、シーズン後に、キングズ、クリッパーズ、ブルズの練習に参加しており、
手ごたえを得ていました。
その反面、NBAドラフト前に行われた、各チームのスカウトやGMが参加するコンバインには招待されず、NBAドラフト指名は「難しい」とも言っていました。
でも、まだまだ希望はあります!!!
結果的に19年の八村塁以来2人目となる日本人選手のドラフト指名とはならなかったが、NBAの道を断たれたわけではない。
今夏は若手の登竜門であるNBAサマーリーグには参加せず、パリ五輪に臨む日本代表に専念。国際大会で世界屈指のシュート力で存在感アピールを狙う。
引用元:スポニチ(2024.6.28付)
パリオリンピック2024で活躍し、存在感を大いに示して、そのあとは、NBA傘下のGリーグでプレーするなど、してNBA本契約を目指します。
今後は日本代表の先輩、渡邊雄太と同じように2WAY契約(NBAチームと傘下のGリーグチーム、双方と結ぶ契約)や、Gリーグに所属しながらNBA入りを目指すことになりそうだ。
NBAドラフトは残念な結果に終わってしまいましたが、2024年7月から開催されるパリオリンピックできっと活躍してくれることでしょう!!
NBAインディアナ・ペーサーズとエグジビット10契約!!!
【追記/2024年7月5日付】
富永啓生選手が、NBAインディアナ・ペーサーズと「エグジビット10」契約をしたことが発表されました!
先ほどご紹介したように、2024年6月26日・27日に行われたNBAのドラフトでは、指名されなかった富永啓生選手。
しかし、2024年はオリンピックイヤー!!!
気持ちを切り替えて、パリオリンピックに向けて、日本代表の1人としてバスケットボールに向き合う決心をされていました。
そんな富永啓生選手のところに、オリンピック直前に届いた「エグジビット10」契約というビッグニュース!
これは、朗報だということはわかるのですが、「エグジビット10」契約って何???
「エグジビット10」とは?
「エグジビット10」というのは、2017年から始まった制度。
NBSの各チームは、最大6名の選手を「エグジビット10」制度で契約できます。
惜しくもドラフトでは指名されなかったものの、将来有望な選手はたくさんいます。
そのような選手と、無保証の最低年俸という内容で契約。
「お試しで契約」するというようなイメージでしょうか。
その後、「2WAY契約」に切り替えられることもあるといいます。
「2WAY契約」とは?
「2WAY契約」も、2017年から始まった制度です。
「2WAY契約」を結ぶと、NBAチームの「2軍」に当たるGリーグの試合に出ることができます。
それだけでなく、シーズン中に「1軍」であるNBAの試合にも、50試合までという上限があるものの、出場する機会がもらえるのです。
「NBA」と「Gリーグ」の両方に出場するので「2WAY」なんですね。
「Gリーグ」はもちろん「NBA」の試合でも結果を残せれば、シーズン途中でもNBAでの本契約へと切り替えられることもあるそうです!
渡邊雄太もエグジビット10からNBA入り!
実は、渡邊雄太選手も「エグジビット10」の制度を使ってGリーグのトロント・ラプターズと契約。
その後、トロント・ラプターズと2WAY契約を結びます。
さらに、トロント・ラプターズと正式契約というように、ステップアップされました。
その後の、渡邊雄太選手の活躍ぶりは、皆さんもご存じの通り。
富永啓生選手も、渡邊雄太選手のように、エグジビット10をきっかけにNBAと正式契約になればいいですよね!!!
※2024年7月8日には、河村勇輝選手も、同じく「エグジビット10」契約をされたというニュースが飛び込んできました!
詳しくはこちらをどうぞ↓↓↓
まとめ
今回は、現在アメリカの大学リーグで活躍中のバスケットボール選手・富永啓生選手についてご紹介しました。
富永啓生選手は、バスケの本場アメリカでも高評価!
特に、2022-2023シーズンは大活躍され、特別賞も受賞されました。
「日本のステフィン・カリー」とも称され、ステフィン・カリー選手本人からも、そのプレーを認められています。
2024年に大学最後のシーズンも終え、NCAAトーナメントにも出場。
シーズン中に行われた3Pコンテストで見事優勝を果たしました。
そして、ワールドカップ2023でも大活躍だった富永啓生選手。
NBAドラフトに向けて、アピールしていました!!
しかし、2024年6月に行われたNBAドラフトでは指名されず。
しかし!
2024年7月に「エグジビット10」制度により、インディアナ・ペイサーズと契約されたことが発表されました!
パリオリンピック2024でさらに存在感を示すことが出来れば、2WAY契約、さらには正式契約へとNBAプレーヤーへの道も開けていきそうです!!!
富永啓生選手のパリオリンピックでの活躍に期待しましょう!!!
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