西田有志(にしだ ゆうじ)選手は、2024年パリオリンピックの男子バレーボール日本代表選手の一人です。
2024年現在は、プロとして活躍するバレーボール選手。
西田有志選手は、中学校や高校進学の際に、バレーボール強豪校からたくさんのオファーがあったにも関わらず、それらを断り、地元の学校へ進学しています。
さらに、大学からもオファーがあったのにもかかわらず、高校卒業後、進学をせずジェイテクトSTINGSへ入団!
その理由はどうしてでしょうか?
この記事では、西田有志選手の学歴、バレーボールを始めたきっかけなどを調査!
進学をせずにジェイテクトSTINGSへ入団しプロに進んだ理由もご紹介します!
■西田有志の出身高校は?
■西田有志の出身中学は?
■西田有志がバレーボールを始めたきっかけは?
■西田有志は大学に進学せずジェイテクトSTINGSへ
■西田有志のプロフィール
西田有志の出身高校は?
西田有志選手の出身高校は、三重県四日市市にある私立海星(かいせい)高等学校です。
2015年4月に入学し、2018年3月に卒業されました。
【私立海星高等学校】 | |
所在地 | 三重県四日市市追分1-9-34 |
公式ホームページ | https://www.kaisei.ed.jp |
西田有志選手の出身地は、三重県いなべ市なので、電車通学をされていたのでしょうか。
こちらの高校は、地元のいなべ市から車で50分ほどの距離にあります。
高校進学にあたり、西田有志選手には、私立星城(せいじょう)高等学校など8校ものバレーボール強豪校からお誘いが来ていました。
星城高校といえば、石川祐希選手が卒業した高校ですね!
しかし、それらのオファーを断り、地元の高校に進学。
せっかくの強豪校からのお誘いを断ったのはどうしてでしょうか?
バレーボールを続けていくつもりではあったでしょうし、強い場所に身を置きたい方はたくさんいるはず。
西田有志選手は、あるインタビューでこう語っています。
「強いところに行ってずっと上にいるより、下から倒していくほうが楽しいというか、そっちの方が人生的にもいいかなと思ったので」
なんと!
この年齢にして、達観していますね!
特に「人生的にもいいかな」というのは、なかなか言えないセリフです。
最初はレベルが低くても、自ら実力をつけ、徐々にレベルをあげながら、相手を打ち負かしていく。
そんなゲームを攻略していくような発想ですね!
西田有志選手が、とっても向上心のある方だということが、伝わってきますね!
そして、その過程を楽しんでいるようにも思いますね!
高校2年生/2016年には、キャプテンに就任。
2017年2月の新人大会では、バレーボール創部以来初の県大会優勝!
2017年3月には第23回東海高等学校バレーボール選抜大会で準優勝!
「有言実行」で、どんどん成績を残していきます。
高校2年生になると、U-19日本代表に選出されます!
2017年3月、高校3年生になる春休み期間にミャンマーで開催された第11回アジアユース男子選手権大会に出場。
この大会で、日本チームは初優勝を果たしました!
さらには高校3年生の2017年7月、チーム初の全国高等学校総合体育大会(インターハイ)出場で、ベスト16に!
高校最後の大会は、2017年11月の三重県高等学校選手権大会で準優勝。
優勝を飾ることはできませんでしたが、西田有志選手の今後の将来性を見込み、たくさんの大学からスカウトがきます。
西田有志選手がとった選択は???
高校卒業後のことは、後ほど解説しますね!
西田有志選手は、「春高バレー」には、一度も出場されていません!
ご紹介したように、全国大会としては、高校3年生の時のインターハイのみです。
西田有志の出身中学は?
西田有志選手は、三重県にあるいなべ市立大安(だいあん)中学校に通っていました。
2012年4月に入学し、2015年3月に卒業されました。
【三重県いなべ市立大安中学校】 | |
所在地 | 三重県いなべ市大安町石榑東2977番地 |
公式ホームページ | https://www.city.inabe.mie.jp/daian/ |
少し離れた地区にバレーボールの強い中学校もありましたが、「全国の強豪というわけではない」と、こだわらずに地元の中学校へ入学したそうです。
中学校でのバレーボール部のチームメイトには、先輩を含め小学校からバレーボールの経験者はおらず、監督も未経験者。
つまり、弱小バレー部だったようですね。
西田有志選手が中学生にして、指導者の役割も担っていたそうですよ!
1年生でレギュラーだったこともあり、のちに進学する海星高校バレー部の練習に参加する機会が生まれます。
中学生なのに、高校のバレー部の練習に呼んでもらうって、なかなかないことですよね???
この時は、西田有志選手だけでなく、愛知県界隈の将来有望と期待されていた中学生たちが参加したようです。
そんな中学生の中で、特に西田有志選手に注目してくれたのが、当時の海星高校の監督をされていた大西正展(まさのぶ)監督と同高校の藤田勝成部長でした。
2012年6月には、藤田勝成部長の勧めで、中学校クラブチーム「NFOオーシャンスター」に入団します。
さらに、普段の海星高校の練習にも、折に触れて参加するチャンスをくれたのです。
つまし、中学時代の西田有志選手は、
・海星高校で行われるクラブ(NFOオーシャンスター)の練習
・海星高校のバレーボール部での活動に定期的に参加
なんとバレーボールの活動を3つも掛け持ち!
中学校時代から、かなりハードな活動をしていた西田有志選手。
とてもストイックな日々を送られていたんですね。
この掛け持ちが西田有志選手の能力を引き伸ばすことになります。
もともと、そこまで高身長ではなかった西田有志選手。
アタックの時にネットを超えられず苦労したそうですが、だんだんとジャンプ力が上がり、悠々とネットの上から打てるようになりました。
中学校時代から、高校の部活動に参加していたこともあり、高校生と互角にも戦えていたそうです。
高校進学の際に、強豪校8校からも声がかかるのは納得ですね!
西田有志がバレーボールを始めたきっかけは?
そもそも、西田有志選手がバレーボールを始めたのは何がきっかけだったのでしょうか。
調べたところ、お姉さんの西田早希(さき)さんとお兄さんの西田圭吾(けいご)さんがバレーボールをしていたことがきっかけのようです!
お姉さんの西田早希さんが習っていた絵画教室が閉まることとなり、新しい習い事を探していたところ、大安バレーボールスポーツ少年団女子チーム「大安ジュニア」を見つけます。
実は、西田有志選手のご両親は元バスケットボール選手でした。
しかし、ご両親は、ご自分たちと同じバスケットボールを習わせようとしなかったんですね。
子供たちがやりたいことをやらせよう、という教育方針だったのでしょう。
どうやら、見つけたクラブチームは、ただバレーボールを教えるのではなく「礼儀や生活態度までしっかり指導する」方針だったようで、そこが決め手となったようです。
親としては、子ども自身が生活するうえで何事にも困らないように育ってほしいですものね。
続いてお兄さんの西田圭吾さんも男子チーム「大安ビートル」に入団。
そして、お姉さんとお兄さんの送迎のために、西田有志選手は生後5ヶ月の頃から練習会場へ通っていたそうです!
ですから、西田有志選手にとってバレーボールをやるということは、「普通」のことでした↓↓↓
やりたかったというよりは、バレーボールをすることが普通という感じで保育園年長のころから自然と始めました。
バレーボールは、物心ついた時から「身近にあって当たり前」の存在だったようですね。
お兄さんと同じ男子チーム「大安ビートル」に西田有志選手が入団したのは、2006年1月。
保育園の年長クラスの5歳の時だったそうです。
西田有志選手は1月生まれの早生まれです。
こんなにも長い時間、バレーボールに親しんでいるなんて驚きです!
バレーボールは、西田有志選手にとって、必要不可欠なものなんですね!
西田有志選手は、「バレーボールをやっていない自分」の記憶がないかもしれません。
西田有志は大学に進学せずジェイテクトSTINGSへ
西田有志選手が高校3年生の頃、天理大学やVリーグのチームから多くの勧誘を受けました。
日本の男子バレーボール選手は、大学を経てからVリーグに進むことがほとんどですが、西田有志選手は高校卒業後すぐにプロ入りを選択。
大学には進学せずに、プロとしてのキャリアをスタートさせました!
自分は常に挑戦したいという気持ちを持っているので。
大学に行ってからVリーグというのは、自分の中では遠回りというか……
いくつか声がかかったVリーグのチーム中でも、ジェイテクトSTINGSからのオファーを受けます。
まわりが通らない道を選択することは、大きなチャレンジ。
そこをあえて選ぶ西田有志選手は、高校進学の時もそうですが、とてもハングリー精神が旺盛と言えます。
偶然にも株式会社ジェイテクトには、お兄さんの西田圭吾さんが入社していました。
その縁もあり、高校3年生の2017年11月、高卒内定選手として入団します。
ジェイテクトSTINGSに選手登録をされたのは、高校最後の大会の翌日2017年11月12日。
先ほども紹介していましたが、大会の結果は準優勝でした。
西田有志選手の才能を見込まれてのオファーだったと思います。
間違いなく日の丸を背負うことのできる逸材です。
と当時のスカウト担当者に言わせるほど!
そして、プロになってからの活躍ぶりは、予想を超えるものでした!
2021年には、イタリアのヴィボ・ヴァレンツィアVCでもプレーするなど海外へも進出!
2023年からは、パナソニックパンサーズに移籍されています。
日本代表にも途切れることなく選抜され、代表チームの中心選手となって活躍されています!
西田有志のプロフィール
姉と兄もバレーボール経験者という中、末っ子として当たり前のようにバレーボールと触れ合ってきた西田有志選手。
末っ子は甘えん坊とよく聞きますが、西田有志選手はとても向上心高く、ハングリー精神にも長けていて、ストイックな性格に育ったようです。
不安を恐れず、前に進めるのはまわりから愛されている証拠かもしれませんね。
そんな西田有志選手のプロフィールをご紹介します。
【パンサーズ情報】
この度2024-25シーズン #西田有志 選手との契約更新に合意しました🤝✨
パンサーズに欠かせない最強のエースと共に頂点を目指して戦ってまいります💪💪💪
引き続き熱いご声援をよろしくお願いいたします👏✨
⬇️詳しくはコチラ⬇️https://t.co/qG4lay8Wzu#パナソニックパンサーズ… pic.twitter.com/3MxjwL76vF— 大阪ブルテオン【OSAKA BLUTEON】 (@OSAKA__BLUTEON) May 31, 2024
氏名 | 西田 有志 (にしだ ゆうじ) |
生年月日 | 2000年1月30日 |
年齢 | 2024年の誕生日で24歳 |
出身地 | 三重県いなべ市 |
身長 | 186cm |
体重 | 89kg |
足のサイズ | 28cm |
右利き/左利き | 左利き |
血液型 | O型 |
家族構成 | 両親と姉兄の5人家族 父:徳美 母:美保 姉:早希 兄:圭吾 |
配偶者 | 古賀紗理那 ※2022年12月31日に入籍発表 |
学歴 | 小学校:いなべ市立石榑(いしぐれ)小学校 中学校:いなべ市立大安(だいあん)中学校 高校:私立海星(かいせい)高等学校 |
趣味 | ジムカーナ(モータースポーツの一種) |
所属 | 大阪ブルテオン(旧:パナソニックパンサーズ) |
所属チーム遍歴 | ジェイテクトSTINGS(2018年〜) ヴィボ・ヴァレンツィアVC/イタリア(2021年〜) ジェイテクトSTINGS(2022年〜) パナソニックパンサーズ(2023年〜) |
公式X | https://x.com/volleyball1301 |
公式Instagram | https://www.instagram.com/nishidayuji0130 |
2022年12月には結婚も発表されました!
お相手は同じバレーボール選手の古賀紗理那(こが さりな)選手で、超ビックカップルが誕生しましたね!
別の記事で馴れ初めなどをまとめています。
さらなる活躍が間違いなしの西田有志選手。
ご夫婦のプライベートにも注目したいですね!↓↓↓
まとめ
この記事では、西田有志選手の学歴や、ジェイテクトSTINGSへ入団した経緯などをご紹介しました。
幼少期の頃から身近にあったバレーボール。
その道を、ずっと極めてこられました。
己の道を進みつつ、結果をきちんと残し続けている姿はとても勇気をもらえます!
今後のさらなる活躍に期待しましょう!
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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