森秋彩の中学/高校は?筑波大学へ進学しパリ五輪でリベンジを目指す!

クライミング
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今回は、2024年夏に開催されたパリオリンピックのスポーツクライミング日本代表選手として出場された森秋彩(もり あい)選手についてご紹介いたします!!

 

森秋彩選手は茨城県つくば市出身で、幼少期からクライミングの才能を開花させています!

中学・高校時代を通じて国内外で数々の大会に出場し、優れた成績を収めました。

 

筑波大学に進学後もその活躍は続き、2024年夏のパリオリンピックに出場されました。

実は、森秋彩選手は、2021年に開催された東京オリンピックの代表選手選考に関するトラブルに巻き込まれ、結果的に出場できなかったという悔しい経験をされています。

そして、その後、約3年間、クライミング競技の表舞台から姿を消していました。

 

ですから、パリオリンピックへの出場が正式に決まり、今度こそ!とリベンジに燃えていたと思います!

この記事では、森秋彩選手の中学時代から現在に至るまでの軌跡を振り返ります。

【追記/2024.8.10】
森秋彩選手は、パリオリンピックに出場し、堂々の4位という成績でした!
メダルには一歩届きませんでしたが、リードだけでは1位の成績でした。
森秋彩選手、素晴らしいパフォーマンスを見せてくれてありがとうございました!
△この記事でわかること△
■森秋彩の中学時代
■森秋彩の高校時代
■森秋彩は筑波大学へ進学
■森秋彩はパリ五輪でリベンジを目指す!
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森秋彩の中学時代

森秋彩選手は、茨城県にある光輝学園つくば市立手代木(てしろぎ)中学校に通っていました。

在校していたのは、2016年4月~2019年3月です。

「光輝学園つくば市立手代木中学校」という学校名、ちょっと珍しいですよね?

気になったので、調べてみました。

 

これは、つくば市で行われている小中一貫教育の取り組みによるもののようです。

複数の小学校と1つの中学校を、同じ学園として括っているみたいですね。

そのため、市立ですが、学校名に「光輝学園」とついているようです。

光輝学園つくば市立手代木中学校
所在地 〒305-0035 つくば市松代五丁目10番地
公式ホームページ https://www.tsukuba-school.jp/teshi/

森秋彩選手は、小学校の頃に父親の影響でスポーツクライミングを始めました。

 

手代木中学校に進学後も、部活ではなく、スポーツクライミングに励んでいました。

 

スポーツクライミングのために、実家の近くにあるジムで毎日3時間はトレーニングをしていたそうです。

そんな生活を送っていたにもかかわらず、中学時代の森秋彩選手は、学業と競技を見事に両立させています。

学内でも成績優秀であったと言われています。

まさに文武両道ですね!

 

中学1年でジャパンカップ初優勝!

森秋彩選手は、中学1年生の時、2016年リードジャパンカップで優勝を果たします。

それまでにも、ジュニアオリンピックカップや、ユース日本選手権などで優勝したことはありました。

しかし、「リードジャパンカップ」は、スポーツクライミングのリード種目の全国大会で、大人も参加しているものです。

このとき、森秋彩選手はなんと12歳!!

歴代最年少での優勝という素晴らしい結果を残しています。

 

周りは大人だらけの大会で、若干12歳の、しかもとっても小柄な森秋彩選手が優勝って、本当にスゴイ!!!

森秋彩選手の身長は、2024年現在の公式情報で154cm!

12歳の頃の森秋彩選手は、もっと小柄だった可能性が高いですよね?

 

※リード種目については、後ほど解説します!

 

その後、翌年、2017年世界ユース選手権でも、リード種目で優勝しています。

「世界ユース」なので、若い世代対象ではありますが、世界大会です!

この時から世界でも注目を浴びていた選手だったんですね!

 

森秋彩の中学時代戦績まとめ

先程ご紹介した試合結果も含め、森秋彩選手の中学時代の主な戦績を一覧にまとめました!

中学1年生
(2016年4月~)
ボルダリングユース日本選手権 優勝
リードユース日本選手権 優勝
ジュニアオリンピックカップ
(リード)
優勝
※前年も優勝
リードジャパンカップ 優勝
中学2年生
(2017年4月~)
ジュニアオリンピックカップ
(リード)
優勝
リードユース日本選手権 優勝
リードジャパンカップ 優勝
※前年も優勝
アジアユース選手権 優勝(リード)
3位(ボルダリング)
世界ユース選手権 優勝(リード)
7位(ボルダリング)
中学3年生
(2018年4月~)
ボルダリングユース日本選手権 優勝
世界ユース選手権 20位(ボルダリング)
アジアユース選手権 2位(リード)
4位(ボルダリング)

 

まだ中学生にもかかわらず、日本国内だけでなく、アジア大会や世界大会でも、結果を残しているのは、本当にびっくりですよね!

超スーパー中学生!!!

 

毎日続けていたトレーニングの効果が、試合でも十分に発揮できたからこその結果ですね。

 

 

[スポーツクライミングの豆知識]

スポーツクライミングの競技方法について、簡単に説明したいと思います。

①リード

高さ12メートル以上の壁を登り、到達した最高点を競います。

森秋彩選手は、このリードが得意です!

パリオリンピックの試合会場のリード用の壁は、15mでした。

 

②ボルダリング

 比較的低い壁(約4.5メートル)をロープなしで登り、いくつ登れるかを競います。

森秋彩さんは、ボルダリングでも、ユース日本選手権で優勝経験があります!

 

③スピード

左右に設定された 同じルートで、二人が同時にスタートし、誰が最も早く頂点に達するかを競います。

森秋彩選手は、「リード」と「ボルダリング」を選択されていて、スピードには参加されていません。

 

森秋彩の高校時代

森秋彩選手は、茨城県にあるつくば開成高等学校(通信制)に進学しました。

在校していたのは、2019年4月~2022年3月です。

 

つくば開成高等学校
所在地 〒300-1211 茨城県牛久市柏田町3315-10
公式ホームページ https://tsukuba-kaisei.ed.jp/

つくば開成高校は、クライミング部の強豪として有名なんです。

 

通信制な上に、単位制の学校なので、勉強する授業内容やスケジュールは、自身で組むことができるんです!

そのおかげで、スポーツクライミングに集中できる環境だったようです。

 

高校1年でワールドカップ3位に!

森秋彩選手は、高校時代もクライミングに打ち込みます!

2019年、高校1年生の4月には小学校からの目標であったワールドカップデビューが叶いました。

初戦の結果はなんと4位!

さらに、同年2019年7月に行われたワールドカップでは、3位に食い込みワールドカップ初のメダル獲得!!!

高校1年生で世界3位なんて、素晴らしい結果ですね!

 

森秋彩の高校時代戦績まとめ

それでは、森秋彩選手の高校時代の主な戦績をまとめてご紹介しましょう!

森秋彩選手が高校に進学されたのは、2019年4月。

翌2020年、2021年はコロナ禍の影響を受け、練習をすることも制限されたり、予定されていた大会が中止になるなど、多くの影響を受けています。

高校1年
(2019年4月~)
リードユース日本選手権 優勝
世界選手権 3位(リード)
ワールドカップ
(ヴィラール大会)
3位(リード)
ワールドカップ
(シャモニー大会)
4位(リード)
東京オリンピック予選 5位(複合)
高校2年生
(2020年4月~)
リードジャパンカップ 優勝
高校3年生
(2021年4月~)
リードジャパンカップ 優勝

 

2019年のワールドカップでの活躍などから、当時2020年に開催予定だった東京オリンピックに、日本代表のひとりとして内定したと発表されました!

しかし、その後に信じられない「どんでん返し」が待っていました。

 

東京五輪には出場できず

森秋彩選手は、2021年夏に行われた東京オリンピックの日本代表として、最終選考まで残っていました。

しかし!

実際には、森秋彩選手の東京オリンピック出場は叶わなかったのです。

 

その理由は?

東京オリンピックに出場する選手を決める基準について、国際連盟とクライミング日本協会との間に行き違いが生じるという前代未聞のトラブルに巻き込まれてしまったから。

その結果、スポーツ仲裁裁判所の判断により、オリンピックへの道が断たれてしまったのです。

選手側からすれば、オリンピックに出場するための条件が、突如変更になったというわけなんです!

 

誰もがオリンピックに出られるわけではありません。

だからこそ、その選考は、ルールに従って、公平に行われなければいけませんよね。

そんなことってある???と、誰もが驚いたこの「事件」。

この事件を受けて、2019年10月に行われたのワールドカップを最後に、森秋彩選手は国際大会の場から姿を消してしまいます。

 

その理由については、色んな憶測が憶測を呼びました。

2024年のインタビューの中で、当時を振り返り、以下のように答えています↓

「競技を楽しめなくなったのが一番の原因」と当時の胸中を明かす。

大会では

「決勝のトリで出てきて最後に盛り下げちゃったらどうしよう」

「見てくれている人の期待以上の登りをしなきゃ」

と周囲に気遣い、気負う。

そのあまり、成績を上げることだけにとらわれている自分がいた。

何のためにやっているんだろう。

このままではよくない。

自分と向き合う時間をつくりたかった。

引用元:朝日新聞デジタル(2024.1.7付)

 

突然の「休養宣言」をした森秋彩選手は、休んでいる間の過ごし方に関して、以下のように話しています。

 

「スポーツクライミングは楽しむ程度で、スケートボードをやってみたり、料理や工作をしたりして心と体を休めました。

W杯に参戦して時間がなかった分、家族との時間を過ごしました。

料理は、から揚げや豚の角煮が評判が良かったです」

引用元:産経新聞(6.22付)

 

森秋彩選手は、約3年ほどの休養期間をとりました。

小学校で始めたクライミング。

中学時代から国際大会に出場し、高校時代には世界のトップクラスの選手になっていた森秋彩選手が、3年間も休養期間をとり、クライミングの世界から姿を消したのです。

東京オリンピック選考に関するトラブルが、選手たちにどれほど大きなダメージを与えたのか。

森秋彩選手の胸中を想像するに難くないですよね。

 

森秋彩選手が国際大会に復帰するのは、大学1年生の時、2022年9月のワールドカップからでした。

 

森秋彩は筑波大学へ進学

森秋彩選手は、高校卒業後、難関大学のひとつである国立大学の筑波大学体育専門学群に進学しました。

入学されたのは、2022年4月で、2024年4月には3年生になりました。

【筑波大学】
所在地 〒305-8577 茨城県つくば市天王台1丁目1-1
公式ホームページ https://www.tsukuba.ac.jp/

 

筑波大学への進学は、AO推薦という入試方式で合格しました。

 

進学先に筑波大学を選んだのは、アスリートとしてだけでなく、幅広い知識と視野を持つことを目指してのものでした。

ちなみに森秋彩選手の父は筑波大学の准教授だそうです。

 

2年間休養を経て、リフレッシュができた森秋彩選手は、国際大会への復帰をします。

 

大学1年生の2022年9月のワールドカップでは、東京五輪で金メダルを獲得したヤンヤ・ガンブレット選手に打ち勝ち、優勝を果たしました!!

 

復帰戦で世界トップの選手に勝ってしまうなんて、2年間もの休養期間を経てもなお、スポーツクライミングの才能が健在であることがわかりますね!

 

大学2年生の2023年の世界選手権では、リード種目で出場し、日本人初の金メダルを獲得しています。

このように、大学に入ってからも、国内外の大会で多くのタイトルを獲得。

その活躍は、国内外で大きな注目を集めました。

 

森秋彩選手は、大学に入ってからも成長をし続け、多くの友人やサポーターに支えられながら、さらなる高みを目指しています。

 

 

森秋彩はパリ五輪でリベンジを目指す!

一度は決定した東京五輪出場を逃した森秋彩選手は、その悔しさをバネにし、パリ五輪出場を勝ち取りました。

今度こそ、正真正銘オリンピックへの切符です!

そして、2024年8月8日現在はパリ五輪に向けた苦手部分に集中したトレーニングに励み、さらなる進化を遂げることを誓っています。

 

森秋彩選手は、パリオリンピックに対して以下のようなコメントをしています。

「間違いなく一番大きな舞台。

たくさん注目もされるし、夢の舞台でもあります。

ワクワクしているけれど、五輪の魔物にのまれないかなという不安はあります。

重圧はかかると思いますが、復帰戦のときのように、真っすぐに、ただただ楽しむことを忘れず、いつも通り、のびのびやりたいです」

引用元:産経新聞(6.22付)

 

森秋彩選手は、パリ五輪での成功を目指し、結果よりも楽しむということを意識して臨んでいるとのこと。

森秋彩選手の、純粋にスポーツクライミングが好きな気持ちが伝わってきますね!

 

まとめ

今回は、スポーツクライミングの日本代表である森秋彩選手について、ご紹介しました。

森秋彩選手は、中学生の頃から国内外の大会で素晴らしい結果を残していました。

高校生の頃には国際大会から一度退いてしまうも、大学生になると見事に復帰!

復帰戦では、いきなり世界大会で優勝を果たしています。

 

スポーツクライミングの選手として注目される森秋彩選手は、パリ五輪で4位という成績を残してくれました。

メダルには一歩届きませんでしたが、リードでは1位!

これは、素晴らしい結果だと思います!

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

 

森秋彩の父は大学准教授で母は?兄弟もクライマーなのか調査!
森秋彩(もり あい)さんは、2024年夏に開催されているパリオリンピックで、スポーツクライミングの日本代表です。 2024年現在、20歳と新進気鋭の彼女。 2023年スイスで開催されたIFSCクライミング世界選手権のボルダー&リード種目では...

 

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