卓球男子世界ランキングは?王楚欽が1位で松島輝空3位!計算方法やシードの仕組み

国際卓球連盟(ITTF)およびWTT(ワールドテーブルテニス)が毎週更新している「卓球男子世界ランキング(男子シングルス)」。オリンピックや世界選手権、最高峰のWTTシリーズにおけるシード権や出場権を左右する、世界中のトップ選手にとって極めて重要な指標です。

国際大会が開催されるたびに、「現在の卓球男子世界ランキング1位は誰?」「張本智和や松島輝空など日本人選手は何位?」「ポイントの計算方法やランキングの仕組みはどうなっている?」と気になるファンも多いのではないでしょうか。

この記事の結論

・2026年8月10日発表(2026年第33週)の最新ランキングで、世界1位は中国の王楚欽(9,177pt)、2位はスウェーデンのトルルス・モーレゴード(6,950pt)。
・日本勢トップは自己最高となる世界3位の松島輝空(6,398pt)。張本智和が4位(5,933pt)、戸上隼輔が14位、篠塚大登が17位にランクイン。
・かつて中国勢が独占していた男子トップ5にヨーロッパのモーレゴードやルブラン、日本の松島・張本が食い込み、世界的な群雄割拠の時代へ突入している。
・卓球の世界ランキングは「直近52週(1年間)に出場した大会のうち、獲得ポイント上位8大会の合計」で算出される仕組み。
・ランキング上位に入ることで、WTTチャンピオンズやファイナルズへの自動出場権、国際大会でのシード権(序盤での強豪回避)が得られる。

△この記事でわかること△
■卓球男子世界ランキング最新トップ10一覧
■卓球男子世界ランキングの日本人選手一覧|松島輝空・張本智和らの順位
■卓球世界ランキングの計算方法と仕組み|上位8大会の合計ポイント制
■なぜ卓球の世界ランキングが重要なのか?シード権やWTT出場枠への影響
■歴代の卓球男子世界ランキングにおける日本人最高順位
■卓球男子世界ランキングと関連して読まれている記事
■卓球男子世界ランキングについてのよくある質問
■まとめ
【追記/2026.8付】
2026年8月10日発表の最新ランキングにおいて、松島輝空選手が自己最高の3位をキープし日本勢トップの座を走っています。また、張本智和選手が4位、戸上隼輔選手が14位につけています。ランキングは毎週火曜日に更新されるため、最新の大会結果に応じて随時情報を更新していきます。

日本女子の最新順位やポイント計算については、卓球女子世界ランキングの最新順位と張本美和らの成績でまとめています。

 

卓球男子世界ランキング最新トップ10一覧

国際卓球連盟(ITTF)が発表した、卓球男子シングルス世界ランキングの最新トップ10は以下の通りです。

順位 選手名 国・地域 ポイント 特徴・主な戦績
1位 王楚欽(WANG Chuqin) 中国 9,177 世界ランキング首位を独走する中国のエースサウスポー。強烈なチキータと爆発的なフォアドライブが武器。
2位 トルルス・モーレゴード(Truls MOREGARD) スウェーデン 6,950 パリ五輪シングルス銀メダリスト。六角形ラケット(サイバーシェイプ)と変幻自在のトリッキーな技で世界2位へ躍進。
3位 松島輝空(Sora MATSUSHIMA) 日本 6,398 日本勢最上位!10代にして自己最高の世界3位に到達した若き天才サウスポー。驚異の打球スピードと前陣速攻を誇る。
4位 張本智和(Tomokazu HARIMOTO) 日本 5,933 日本の大黒柱。世界屈指の高速バックハンドハンドと鉄壁のブロックで長年にわたり世界トップを牽引(過去最高世界2位)。
5位 フェリックス・ルブラン(Felix LEBRUN) フランス 5,779 パリ五輪シングルス銅メダリスト。現代卓球では希少なペンホルダーグリップを駆使するフランスの若き天才。
6位 林詩棟(LIN Shidong) 中国 4,862 次世代の中国卓球界を担う若手有望株。パワフルな両ハンド強打と安定したラリー戦が持ち味。
7位 林昀儒(LIN Yun-Ju) 中華台北 4,405 「サイレント・アサシン」の異名を持つ名手。精密無比なチキータと巧みなコース取りでトップに君臨。
8位 ウーゴ・カルデラノ(Hugo CALDERANO) ブラジル 4,010 南米初の世界トップランカー。常人離れした身体能力から放たれる豪快なバックハンド強打が最大の武器。
9位 張禹珍(JANG Woojin) 韓国 3,356 韓国男子を長年引っ張る闘志あふれる攻撃型。ダイナミックなフットワークとフォアハンド連打が光る。
10位 アレクシス・ルブラン(Alexis LEBRUN) フランス 3,285 フェリックス・ルブランの実兄。多彩なモーションサーブと超攻撃的なフォアハンドドライブで欧州王者に輝く。

 

現在の卓球男子世界ランキングの特徴は、かつてのような中国勢による上位独占が崩れ、世界的な大混戦になっている点です。1位こそ中国の王楚欽選手が堅守しているものの、2位にスウェーデンのモーレゴード選手、3位・4位に日本の松島輝空選手と張本智和選手、5位にフランスのルブラン選手が入るなど、アジアとヨーロッパの実力者が激しく火花を散らしています。

特に日本男子勢がトップ5の中に2名(松島輝空選手・張本智和選手)名を連ねていることは歴史的な快挙であり、国際卓球界における日本男子の存在感はかつてない高まりを見せています。

日本の卓球界を長年牽引し五輪金メダルを獲得した水谷隼さんの引退理由と現在の活動はこちらの記事でまとめています。

 

卓球男子世界ランキングの日本人選手一覧|松島輝空・張本智和らの順位

最新の卓球男子世界ランキングにおける、日本人選手の上位ランキング一覧は以下の通りです。

世界順位 選手名 所属 / チーム 特徴・近年の主な実績
3位 松島輝空 木下グループ 日本勢最上位。全世代で全日本を制覇してきた逸材。強烈なチキータと高速カウンターで世界の頂点へ急浮上。
4位 張本智和 智和企画 日本男子の大エース。世界2位到達経験を持ち、WTTチャンピオンズ等で世界の強豪を連破し続ける大黒柱。
14位 戸上隼輔 井村屋グループ 全日本選手権男子シングルス連覇の実績。世界屈指の超攻撃的両ハンドドライブでドイツ・ブンデスリーガでも活躍。
17位 篠塚大登 愛知工業大学 パリ五輪代表。しなやかなフォームから放つ切れ味鋭いカウンターと多彩なテクニックを誇るサウスポー。
25位 宇田幸矢 協和キリン 元全日本王者。世界トップクラスの威力を持つフォアハンドドライブを武器に国際大会上位常連。
51位 吉村真晴 SCOグループ リオ五輪団体銀・世界選手権混合複金メダリスト。アップダウンサーブと勝負強いラリーで長年活躍するベテラン。
54位 吉山僚一 日本大学 インターハイ王者出身の新鋭。豪快な両ハンドドライブでWTTフィーダーなどでポイントを着実に獲得。
70位 濵田一輝 早稲田大学 前陣での素早いピッチと安定したブロック力を兼ね備えた学生トッププレーヤー。
83位 田中佑汰 個人 アジア選手権で中国の王楚欽を撃破した実績を持つ実力派。鋭いフットワークと強打が魅力。
95位 吉村和弘 ケアリッツ・アンド・パートナーズ 吉村真晴の実弟。強烈なバックハンドドライブとダイナミックなプレーでトップ100に名を連ねる。

 

自己最高3位まで駆け上がった松島輝空の驚異的な成長

日本男子のランキング最上位に躍り出たのが、10代の新星松島輝空選手です。ジュニア時代から各世代の全国大会を総なめにしてきた松島選手は、シニアの国際舞台でも驚異的な進化を続けています。

サウスポーから繰り出される超高速のチキータと、相手の強打をものともしない前陣カウンターを武器に、WTTグランドスマッシュやチャンピオンズで世界トップランカーを次々と撃破。自己最高位となる世界ランキング3位に到達し、世界の頂点を狙える位置につけています。

大黒柱として世界トップで戦い続ける張本智和(4位)

日本のエースとして長年チームを牽引しているのが張本智和選手です。10代前半で史上最年少全日本王者に輝いて以来、常に世界の第一線で戦い続け、日本人男子歴代最高位である世界2位を記録した実績を持ちます。

現在も世界4位というハイアベレージをキープしており、正確無比なバックハンド速攻と気迫あふれるプレーで、世界の頂点・世界ランキング1位奪取を目指して国際大会を戦っています。

戸上隼輔(14位)や篠塚大登(17位)ら世界トップ20の実力者たち

日本男子の強みはトップ2人だけにとどまりません。全日本選手権を連覇した戸上隼輔選手は、世界屈指の攻撃的両ハンド強打を武器に世界14位に位置し、ヨーロッパの強豪リーグでも腕を磨いています。

さらに、巧みなテクニックと勝負強さでパリ五輪代表として活躍したサウスポーの篠塚大登選手(17位)など、トップ20に4名の日本人選手がランクイン。世界大会の団体戦でも金メダルを争える強固な陣容が揃っています。

他競技の世界ランキング動向として、アジア勢トップを走るサッカー世界ランキングの日本順位と計算方法もあわせてチェックしてみてください。

 

卓球世界ランキングの計算方法と仕組み|上位8大会の合計ポイント制

卓球の世界ランキングは、国際卓球連盟(ITTF)とWTT(World Table Tennis)によって定められた統一ルールに基づいて算出されています。現在のランキング制度における基本ルールは以下の通りです。

卓球世界ランキング算出の基本原則

  • 過去52週(直近1年間)に出場した公認大会が対象
  • 獲得ポイントの「上位8大会」の合計点で順位を決定
  • ポイントの有効期限は原則獲得から1年間(52週間)
  • ランキングは毎週火曜日に最新版へ更新

 

直近52週(1年間)の「上位8大会」の合計ポイント制

卓球の世界ランキングでは、選手が1年間に出場したすべての大会ポイントが単純加算されるわけではありません。年間で出場した公認大会のうち、獲得ポイントが高かった上位8大会分のポイントのみが合計されてランキングポイントとなります。

これにより、大会に出場しまくってポイントを稼ぐといった過密日程による有利不利を抑え、大舞台でいかに勝負強さを発揮したかが順位に反映されやすい仕組みになっています。

大会カテゴリー別の獲得ポイント一覧(シングルス)

大会の格付け(グレード)によって、付与されるポイントは大きく異なります。WTTツアーおよび国際主要大会のシングルスにおけるポイント配分は以下の通りです。

大会カテゴリー 優勝 準優勝 ベスト4 大会の概要・位置づけ
グランドスマッシュ 2,000 pt 1,400 pt 700 pt WTTシリーズ最高峰のイベント。テニスの4大大会(グランドスラム)に相当。
世界選手権 / 五輪 2,000 pt 1,400 pt 700 pt 国際卓球連盟公認の世界最高峰大会。優勝者には最大ポイントが付与。
WTTファイナルズ 1,500 pt 1,050 pt 525 pt 年間世界ランキング上位16名のみが出場できるシーズン最終戦。
WTTチャンピオンズ 1,000 pt 700 pt 350 pt 世界ランク上位32名のみが出場できるハイレベルなエリート大会。
WTTスターコンテンダー 600 pt 420 pt 210 pt 世界トップ〜中堅選手が集う中核大会。
WTTコンテンダー 400 pt 280 pt 140 pt 世界各地で開催されるWTTツアーの標準大会。
WTTフィーダー 125〜150 pt 90〜105 pt 45〜55 pt 若手選手や下位選手が世界ランキングを上げるための登竜門大会。

 

最上位の「グランドスマッシュ」や「世界選手権」「オリンピック」で優勝すると、一挙に2,000ポイントが付与されます。ランキングを大きく上げるには、これらの高グレード大会で上位に進出することが不可欠です。

ポイントの有効期限(1年間)とペナルティルール

獲得したポイントは原則として獲得から52週間(1年間)で失効します。そのため、前年に大きな大会で優勝した選手であっても、1年後に同等の好成績を残せなければポイントが消滅し、ランキングが急降下するリスクがあります。

また、WTTの規定では上位選手に出場義務が課されている大会もあり、正当な理由なく欠場した場合には有効8大会枠の中に「0ポイント」が強制的に算入されるペナルティ制度なども存在します。

他競技のポイント計算システムとの比較として、1試合ごとにレーティングが変動するバレーボール男子世界ランキングの計算ルールも参考になります。

 

なぜ卓球の世界ランキングが重要なのか?シード権やWTT出場枠への影響

卓球の世界ランキングは、単なる強さの目安にとどまらず、選手の国際大会での戦いやすさや出場権に直結する極めて重要な意味を持っています。

メリット①:トーナメントでの第1〜第4シード獲得(序盤の強豪回避)

卓球の国際大会はトーナメント方式で行われるため、組み合わせ(ドロー)が勝敗を大きく左右します。

世界ランキング上位(第1シード〜第4シードなど)に入ると、トーナメントの四隅に配置されるため、準決勝や決勝まで最強の中国トップ選手や強豪同士との対戦を回避できるという絶大なアドバンテージが得られます。逆にランキングが低いと、1回戦や2回戦から世界王者クラスと対戦することになり、早期敗退のリスクが高まります。

メリット②:WTTチャンピオンズ・ファイナルズへの出場権

高額な賞金と大量のランキングポイントが獲得できる「WTTチャンピオンズ(上位32名)」や「WTTファイナルズ(上位16名)」は、世界ランキング上位者だけに参加資格が限定されています。

ランキング上位を維持していればこれらの高グレード大会に自動出場でき、さらにポイントを上積みできる好循環(シードの恩恵)が生まれます。

メリット③:世界選手権やオリンピックのシード順

オリンピックや世界選手権のシングルスでも、最新の世界ランキングをもとにシード順が決定されます。メダル獲得を狙う上で、序盤の山場を避けられるシード権は日本代表選手にとって勝負の命運を握る要素です。

国別ランキング制度について詳しく知りたい方は、女子サッカー世界ランキングの最新順位と計算方法もあわせてご覧ください。

 

歴代の卓球男子世界ランキングにおける日本人最高順位

日本男子卓球界は、過去数十年にわたり世界ランキング上位で数々の歴史を築いてきました。主な歴代日本人男子選手の最高到達順位は以下の通りです。

選手名 自己最高世界ランク 達成時期 主な功績・背景
張本智和 世界2位 2022年11月 現行ポイント制度下の日本男子史上最高位。WTTカップファイナルズ準優勝などを経て世界2位へ到達。
松島輝空 世界3位 2026年(現在) 10代での世界トップ3到達。自己最高を更新し日本勢最上位を走る若き大器。
水谷隼 世界4位 2017年ほか リオ五輪シングルス銅・東京五輪混合複金。長年にわたり日本男子の歴代最高位を保持。
丹羽孝希 世界5位 2017年11月 リオ五輪団体銀・東京五輪団体銅。トリッキーなプレーと天才的な閃きで世界5位を記録。
松下浩二 世界17位 1997年 日本初のプロ卓球選手。世界屈指のカットマンとして世界選手権複メダル等を獲得。

 

現行のランキング制度において、日本人男子シングルスの歴代最高位は張本智和選手が記録した「世界2位」です。そして現在、若手の松島輝空選手が自己最高タイの「世界3位」を記録しており、日本男子卓球界はかつてない黄金期を迎えています。

 

卓球男子世界ランキングと関連して読まれている記事

卓球界の話題や他スポーツの世界ランキング・ルール解説記事もあわせてご覧ください。

 

卓球男子世界ランキングについてのよくある質問

Q. 卓球の世界ランキングはいつ更新されますか?

A. 国際卓球連盟(ITTF)およびWTTの公認世界ランキングは、原則として毎週火曜日に最新版が発表・更新されます。

Q. 卓球男子の世界ランキング1位は誰ですか?

A. 中国の王楚欽(ワン・チューチン / WANG Chuqin)選手です。左利きの超攻撃的なプレーで世界ランキング首位を独走しています。

Q. 日本人男子選手で過去最高の世界ランキングは何位ですか?

A. 現行のポイント制度下における日本人男子シングルスの最高位は、張本智和選手が記録した「世界2位」(2022年11月)です。次いで松島輝空選手が世界3位、水谷隼さんが世界4位、丹羽孝希さんが世界5位を記録しています。

Q. WTTとITTFのランキングに違いはありますか?

A. 現在はWTT(ワールドテーブルテニス)とITTF(国際卓球連盟)が統合された共通の「ITTF Table Tennis World Ranking」として一元管理されています。WTT大会や世界選手権、五輪で獲得したポイントが共通のランキングに反映されます。

Q. 大会に出てポイントを稼いでも順位が上がらないことがあるのはなぜ?

A. 卓球の世界ランキングは「直近1年間の上位8大会」の合計で競われます。そのため、新たに獲得したポイントが自身の過去8大会の最低ポイントを下回っている場合や、前年の同週に獲得した大量ポイントが失効(期限切れ)した場合は、ポイント合計が増えない、または減少することがあります。

 

まとめ

今回は、「卓球男子世界ランキングは?王楚欽が1位で松島輝空3位!計算方法やシードの仕組み」について詳しく解説しました。

今回の要点をまとめると以下の通りです。

  • 最新の世界1位は中国の王楚欽選手。2位にスウェーデンのモーレゴード選手がランクインし、世界的な大混戦が続いている。
  • 日本勢トップは世界3位の松島輝空選手。張本智和選手(4位)、戸上隼輔選手(14位)、篠塚大登選手(17位)など上位に多数ランクイン。
  • 世界ランキングは直近52週(1年間)の「上位8大会」の合計ポイントで算出され、毎週火曜日に更新される。
  • ランキング上位に入ることで、WTTチャンピオンズなどのエリート大会出場権や国際大会での有利なシード権を獲得できる。
  • 日本人男子の歴代最高位は張本智和選手の世界2位。松島輝空選手が世界3位で追走している。

世界中のトップ選手たちがしのぎを削る卓球界。松島輝空選手や張本智和選手をはじめとする日本代表選手たちが、今後どこまでランキングを上げ世界の頂点に立つのか、今後のWTTツアーや世界選手権の戦いから目が離せません。

卓球界のレジェンド水谷隼さんの軌跡や、卓球女子世界ランキングの最新情報もぜひチェックしてみてください。

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
きちのすけ

はじめまして。「アスリート応援ノート」を運営している、きちのすけです。

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