バレーボールの基本ルール解説!得点・ローテーション・反則やネットの高さを網羅

世界最高峰の戦いが繰り広げられるオリンピックやネーションズリーグ、国内新リーグ「SV.LEAGUE(SVリーグ)」、さらには春高バレーや体育の授業まで、幅広い世代に親しまれているバレーボール。テレビ中継や漫画『ハイキュー!!』などをきっかけに試合観戦を始めた方も多いのではないでしょうか。

 

しかし、いざ試合を見始めると「何点で1セット終わるの?」「選手がぐるぐる回るローテーションって何?」「リベロだけユニフォームの色が違うのはなぜ?」「どんなプレーが反則になるの?」など、意外と知らない基本ルールに戸惑うことも少なくありません。

 

そこで今回は、バレーボール初心者や観戦ファンに向けて、バレーボールの基本ルール(得点・ローテーション・ポジション・反則・ネットの高さ)から、近年の最新ルール(チャレンジやグリーンカード)まで分かりやすく徹底解説します!

 

この記事の結論

・バレーボールは6人制で行われ、ラリーに勝つと1点が入る「ラリーポイント制」を採用
・通常5セットマッチ(3セット先取)で行われ、第1〜4セットは25点先取、第5セットは15点先取(2点差がつくまでデュース継続)
・相手からサーブ権を奪ったときに全員が時計回りに1つ移動する「ローテーション」を行う
・味方チーム内で最大3回以内(ブロックを除く)に相手コートへボールを返球する
・守備専門の「リベロ」は後衛選手と何度でも交代できるが、サーブ・ブロック・スパイク等の攻撃は禁止されている
・反則には「フォアヒット(4回接触)」「ダブルコンタクト(2回連続接触)」「タッチネット」「パッシング・ザ・センターライン」などがある
・ネットの高さは一般男子2.43m、一般女子2.24mと定められている

△この記事でわかること△
■バレーボールの基本ルールと試合の流れ(人数・セット・得点方式)
■ローテーションの仕組みとポジションの役割
■守備専門「リベロ」の特殊ルールと制限
■試合中によく起こる主な反則(フォルト)一覧
■コートの広さとネットの高さ基準(年代・男女別)
■6人制と9人制の違い・近年の新ルール(チャレンジやグリーンカード)
【追記/2026.8付】
国際バレーボール連盟(FIVB)や国内SV.LEAGUEで導入されているビデオ判定「チャレンジシステム」やフェアプレーを称える「グリーンカード制度」など、最新のルール運用を反映しました。大会規定の変更等があり次第、随時追記します。

 

世界舞台で躍進を続ける男子日本代表の強さやランキングについては、バレーボール男子世界ランキングの日本順位とポイント計算の仕組みの記事で詳しく解説しています。

 

  1. バレーボールの基本ルールと試合の流れ(人数・セット・得点方式)
    1. 1チームのコート内人数と登録人数
    2. 得点方式は「ラリーポイント制」
    3. セット数と勝利条件(25点先取とデュース)
    4. 3回以内の返球ルール(タッチ制限)
  2. ローテーションの仕組みとポジションの役割
    1. ローテーションとは?時計回りに動くルール
    2. 前衛3人と後衛3人の違い(アタックとブロックの権利)
    3. ポジショナル・フォルトとサーブ後の移動
    4. バレーボールの5大ポジション一覧
  3. 守備専門「リベロ」の特殊ルールと制限
    1. なぜリベロだけユニフォームの色が違うのか?
    2. リベロに認められている特別な権利
    3. リベロが禁止されていること(やってはいけないプレー)
  4. 試合中によく起こる主な反則(フォルト)一覧
    1. ボールの扱いに関する反則
    2. ネットやラインに関する反則
    3. 初心者が覚えるべき反則早見表
  5. コートの広さとネットの高さ基準(年代・男女別)
    1. コートの広さとラインの配置
    2. 公式ネットの高さ一覧(男女・年代別)
    3. サイドアンテナの役割
  6. 6人制と9人制の違い・近年の新ルール(チャレンジやグリーンカード)
    1. 6人制バレーボールと9人制バレーボールの主な違い
    2. 知っておきたい近年の新ルール&観戦トレンド
  7. バレーボールと関連して読まれている記事
  8. バレーボールのルールについてのよくある質問
  9. まとめ

バレーボールの基本ルールと試合の流れ(人数・セット・得点方式)

バレーボールは、ネットを挟んで向かい合った2チームが、手や腕を使ってボールを打ち合い、相手コートの床に落とすことを競う球技です。ボールを自陣の床に落とさずに味方同士でつなぎ、相手コートへ返球することが基本となります。

 

1チームのコート内人数と登録人数

公式のバレーボール(国際基準)は、コート内に各チーム6名(合計12名)が出場してプレーします。

 

ベンチ入りできる登録メンバーは通常12〜14名で、そのうち守備専門の選手である「リベロ」を最大2名登録することができます。

 

得点方式は「ラリーポイント制」

現在のバレーボールでは、サーブを打ったチーム・レシーブ側のチームに関係なく、「そのラリーを制したチームに1点が入る(ラリーポイント制)」が採用されています。

 

ラリーポイント制の主な特徴は以下の通りです。

 

  • 相手コートの床にボールを落とすと1得点
  • 相手のスパイクやサーブがコート外(アウト)に出ると自チームに1得点
  • 相手チームが反則(ネットタッチやオーバータイムなど)を犯すと自チームに1得点
  • 得点したチームが、次のサーブを打つ権利(サーブ権)を獲得する

 

セット数と勝利条件(25点先取とデュース)

公式戦の多くは「5セットマッチ(3セット先取で勝利)」で行われます(一部の大会や予選では3セットマッチ=2セット先取制もあります)。

 

各セットの獲得条件は以下の通りです。

 

項目 第1〜第4セット 第5セット(最終セット)
必要得点 25点先取(2点差以上) 15点先取(2点差以上)
デュースの適用 24-24でデュース、2点差がつくまで無制限 14-14でデュース、2点差がつくまで無制限
コートチェンジ 各セット終了ごとにコートを交代 どちらかのチームが8点に達した時点で交代

 

第1〜第4セットは25点を先取したチームがそのセットを獲得します。ただし、スコアが「24対24」となった場合は「デュース(Deuce)」となり、どちらかが2点差をつけるまで(例:26-24、28-26など)セットが続きます。

 

セットカウントが「2-2」のフルセットにもつれ込んだ場合、最終第5セット(タイブレークセット)は15点先取で行われます(14-14でデュース)。

 

3回以内の返球ルール(タッチ制限)

自チームのコート内にボールが来てから、味方同士で触れる回数は最大3回までです。3回以内に必ず相手コートへボールを返さなければなりません(4回触れるとフォアヒットという反則になります)。

 

基本の組み立ては以下の流れになります。

 

  1. 1本目(レシーブ / ディグ): 相手のサーブやスパイクを受け止めてセッターへ届ける
  2. 2本目(トス / セット): セッターがスパイカーが打ちやすい位置へボールを上げる
  3. 3本目(スパイク / アタック): スパイカーがジャンプして相手コートへ打ち込む

 

※相手のスパイクを止める「ブロック」でボールに触れた場合は、1回目のタッチにカウントされません。そのため、ブロックで触れた後でも、さらにチーム内で3回パスをつなぐことが可能です。

 

ローテーションの仕組みとポジションの役割

バレーボール最大の特徴の一つが「ローテーション(Rotation)」です。初心者にとって最も分かりにくく感じられる仕組みですが、基本さえ押さえれば試合の流れがぐっと面白くなります。

 

ローテーションとは?時計回りに動くルール

ローテーションとは、相手のサーブ時にラリーを制して「サーブ権を新しく獲得した(ブレイクした)時」に、コート内の選手6人全員が時計回りに1マスずつポジションを移動するルールです。

 

自チームがサーブを打ち続けて連続得点している間は、ローテーションは行われず同じ位置のままプレーを続けます。

 

コート位置番号 コート上の配置 ローテーション時の移動
1番(Pos 1) 後衛ライト(サーブ位置) 6番(後衛センター)へ移動
6番(Pos 6) 後衛センター(守備中心) 5番(後衛レフト)へ移動
5番(Pos 5) 後衛レフト(守備中心) 4番(前衛レフト)へ前進
4番(Pos 4) 前衛レフト(主砲アタッカー位置) 3番(前衛センター)へ移動
3番(Pos 3) 前衛センター(クイック・ブロック位置) 2番(前衛ライト)へ移動
2番(Pos 2) 前衛ライト(攻撃・ブロック位置) 1番(後衛ライト / サーブ位置)へ後退

 

サーブを打つのは、常に「後衛ライト(1番の位置)」に来た選手です。全員が順番にサーブを打つことになります。

 

前衛3人と後衛3人の違い(アタックとブロックの権利)

コート上の6名は、ネットに近い「前衛3名(レフト・センター・ライト)」と、ネットから遠い「後衛3名(レフト・センター・ライト)」に分かれます。

 

  • 前衛の選手: ネット際でジャンプしてスパイク(アタック)やブロックを行う権利があります。
  • 後衛の選手: 主にレシーブを担当します。相手の攻撃をブロックすることはできず、ネットより高い位置からスパイクを打つ場合は、ネットから3m離れた「アタックライン」の後方からジャンプしなければなりません(これがいわゆるバックアタックです)。

 

ポジショナル・フォルトとサーブ後の移動

「ローテーションで選手が移動するなら、スパイカーやセッターが毎回違う場所でプレーしなければいけないの?」という疑問を持つ方も多いでしょう。

 

実は、「サーブが打たれる瞬間」だけ規定の立ち位置(前後・左右の並び順)にいればよいという決まりになっています(これを破るとポジショナル・フォルトという反則になります)。

 

サーバーの手からボールが離れた瞬間からは、コート内のどこへでも自由に動いてよいため、セッターはトスを上げやすい前衛中央へ走り込み、スパイカーは自分の得意なレフトやライト側へ素早く移動して陣形を整えます。

 

バレーボールの5大ポジション一覧

現代バレーボールでは、選手ごとに明確な役割分担がなされています。

 

ポジション名 略称 主な役割・特徴 日本代表の有名選手例
アウトサイドヒッター OH 左右のサイドからスパイクを打ち込む主砲。攻守の要としてサーブレシーブも担うオールラウンダー。 石川祐希髙橋藍木村沙織
オポジット OP セッターの対角に位置する攻撃特化型エース(スーパーエース)。守備免除で強烈なスパイク・バックアタックを連発する。 西田有志、清水邦広
ミドルブロッカー MB コート中央で相手の攻撃をブロックする壁。おとり(デコイ)や素早いクイック(速攻・Aクイック/Bクイック等)を担当。 小野寺太志、山内晶大
セッター S 2本目のボールをスパイカーへトスするチームの「司令塔」。的確な状況判断と多彩な球種で攻撃を組み立てる。 関田誠大、藤井直伸
リベロ L 守備専門のスペシャリスト。後衛の選手と自由に交代し、強力なスパイクやサーブを拾いまくる。 山本智大、小川智大

 

日本代表のキャプテンとして世界で活躍する石川祐希選手や、驚異的な跳躍力と技術を誇る髙橋藍選手はアウトサイドヒッター(OH)として攻守両面でチームを牽引しています。

 

各ポジションの詳細な役割や適性、昔の呼び名との違いについては、バレーボールのポジション一覧と役割解説!略称・適性やローテーションの動き方を網羅の記事でさらに詳しく解説しています。

 

守備専門「リベロ」の特殊ルールと制限

バレーボールの試合を見ていると、1人だけ他の選手とまったく異なる色のユニフォームを着ている選手がいます。それが守備専門ポジションの「リベロ(Libero)」です。

 

リベロは1998年の国際ルール改定で正式導入されたポジションで、イタリア語で「自由」を意味します。ラリーを長く続け、守備のスペシャリストが活躍できるように作られました。

 

なぜリベロだけユニフォームの色が違うのか?

リベロが異なる色のユニフォームを着用する理由は、主審・副審や記録員、相手チーム、観客が「誰がリベロか」を一目で識別できるようにするためです。

 

リベロには後述する通り様々なプレー制限があるため、審判が瞬時に反則かどうかをジャッジできるよう、明確に目立つ色のウェアを着ることがルールで義務付けられています。

 

リベロに認められている特別な権利

リベロには、一般の選手にはない特別な権利が与えられています。

 

  • 何度でも自由に交代できる: 通常の選手交代は1セットにつき6回まで(一度交代した選手は元の選手としか再交代できない)という制限がありますが、リベロは審判の許可を待たずに後衛の選手と何度でも無制限に交代(リプレイスメント)できます。
  • 一般的には、ブロックを終えて後衛に下がってきたミドルブロッカー(身長の高い選手)と交代し、守備力を補強する戦術が多用されます。

 

リベロが禁止されていること(やってはいけないプレー)

守備専門であるリベロには、攻撃面で非常に厳しい制限が課されています。

 

プレー項目 リベロの可否 詳しい解説
サーブ 禁止(×) 国際ルール(FIVB)および国内公式戦ではサーブを打つことができません(※アメリカ大学バレーなど一部例外ルールを除く)。
スパイク(アタック) 制限あり(△) ボールがネットの上端より完全に高い位置にある状態から、相手コートへアタック完了させることは禁止されています。
ブロック 禁止(×) 相手の攻撃をブロックすること、およびブロックを試みる動作(ブロックの企図)自体が禁止されています。
アタックライン前でのオーバーハンドトス 制限あり(△) リベロがアタックラインより前(フロントゾーン)で指を使ったオーバーハンドでトスを上げた場合、味方スパイカーはネットより高い位置からスパイクを打つことができません(打つと反則)。アンダーハンドトス、またはアタックラインの後方からのオーバートスであれば問題ありません。
キャプテン(主将) 可能(○) かつては禁止されていましたが、2022年のFIVBルール改定によりリベロもチームキャプテン・ゲームキャプテンを務めることが可能になりました。

 

日本代表の絶対的守護神として世界最高峰のディグを見せる山本智大選手のように、リベロの好レシーブ1本が試合の流れを劇的に変える大きな見どころとなっています。

 

試合中によく起こる主な反則(フォルト)一覧

バレーボールはスピーディーな攻防が続くため、一瞬の接触や動作で反則(フォルト)が宣告されます。代表的な反則を分かりやすく整理しました。

 

ボールの扱いに関する反則

ボールへの触れ方や回数に関するルール違反です。

 

  • フォアヒット(Four Hits / オーバータイムス): 1つのラリーで、チームがボールに4回以上触れる反則。必ず3回以内に返さなければなりません(※ブロック時の接触はカウント外)。
  • ダブルコンタクト(Double Contact / ドリブル): 1人の選手が連続して2回ボールに触れる反則。ただし、相手のスパイクをブロックした選手がそのまま1本目をレシーブすることは認められています。また、チームの1回目の接触時(サーブレシーブや強打の初球レシーブなど)に、1つの動作の中でボールが身体の複数箇所に連続して当たった場合は反則になりません。
  • キャッチボール / ホールディング(Catch / Held Ball): レシーブやトスの際にボールが手や腕の上で静止したり、持ち上げたり、運んだりするような動作。ボールは一瞬で弾かなければなりません。
  • アシステッド・ヒット(Assisted Hit): 味方選手やコートの設備(審判台や支柱など)を支えにしてボールをプレーする反則。

 

ネットやラインに関する反則

コートの境界やネット際での攻防で発生する反則です。

 

  • タッチネット(Net Touch): 選手がボールをプレーする動作中(スパイク、ブロック、トスなど)にネットに触れてしまう反則。ネットのアンテナ間にある白帯やメッシュ部分に触れると反則を取られます(※ボールが当たって揺れたネットが選手に触れた場合など、プレーに影響しない不可抗力の接触は反則にならない場合があります)。
  • パッシング・ザ・センターライン(ペネトレーション・フォールト): コート中央のセンターラインを越えて相手コートに侵入する反則。足の裏全体が完全にセンターラインを越えて相手コートを踏んだ場合、または身体の一部が相手選手に接触してプレーを妨害した場合は反則となります(足の一部がラインに残っていればセーフ)。
  • オーバーネット(Over the Net / ペネトレーション): 相手コート側の空間にあるボールを、相手がアタックする前にネット越しに触れてしまう反則。ただし、相手がアタックを完了した後のブロック動作でネットの上に手が出ることは合法です。
  • バックアタックの反則(バックセンター/バックライトの足踏み): 後衛の選手がアタックライン(3m線)を踏んだり踏み越えたりしてジャンプし、ネット上端より高い位置からボールを相手コートへ打ち込む反則。ラインを踏まずに手前から踏み切っていれば、着地がラインの前になっても反則にはなりません。
  • フットフォルト(Foot Fault): サーバーがサーブを打つ瞬間(ボールをインパクトする前)に、エンドラインを踏んだり越えたりする反則。
  • 8秒ルール(8-Second Rule): 主審がサーブ許可の笛を吹いてから、サーバーは8秒以内にサーブを打たなければならないルール。時間を過ぎると相手の得点になります。

 

初心者が覚えるべき反則早見表

反則名 どんな行為? 初心者が防ぐコツ
フォアヒット 味方で4回以上ボールに触る 「1本目、2本目、ラスト!」と声を掛け合う
ダブルコンタクト 同じ選手が2回連続で触る 両手でボールを捉える時は左右の手を同時に当てる
タッチネット プレー中にネットに触れる ネットから適度な距離を保ってジャンプ・着地する
パッシング センターラインを完全に踏み越える 着地時に相手コートへ流れ込まないよう真上に跳ぶ
フットフォルト サーブ時にエンドラインを踏む ラインから1歩下がった位置からサーブ動作に入る

 

コートの広さとネットの高さ基準(年代・男女別)

バレーボールのコートサイズやネットの高さは、国際バレーボール連盟(FIVB)および日本バレーボール協会(JVA)の公式規定によってミリ単位で細かく定められています。

 

コートの広さとラインの配置

バレーボールのコートは「縦18メートル × 横9メートル」の長方形です。

 

  • コートの中央にセンターラインが引かれており、1チームの陣地は「9m × 9mの正方形」になります。
  • センターラインから3メートルの位置に「アタックライン」が引かれており、ネット側を「フロントゾーン(前衛エリア)」、後方を「バックゾーン(後衛エリア)」と呼びます。
  • コートの外側には、選手が安全にプレーするための「フリーゾーン(幅3m以上、国際大会では5m以上)」が確保されています。
  • すべてのラインの幅は「5cm」で、ライン上は「イン(コート内)」と判定されます。

 

公式ネットの高さ一覧(男女・年代別)

ネットの高さは、男女の平均身長やジャンプ力の違い、年代(小学生・中学生・高校生・一般)に合わせて設定されています。

 

区分 / 年代 男子ネットの高さ 女子ネットの高さ
一般・大学・高校 2.43 m 2.24 m
中学校 2.30 m 2.15 m
小学校(6人制) 2.00 m 2.00 m
ソフトバレーボール 1.80 m 〜 2.00 m 1.80 m 〜 2.00 m

 

一般男子のネット高「2.43m」は、一般的な成人男性の頭上を大きく超える高さです。男子日本代表選手はこの高さのネットの上から最高到達点350cm以上の圧倒的な打点でスパイクを叩き込んでいます。

 

サイドアンテナの役割

ネットの左右両端(サイドラインの真上)には、赤白の縞模様の棒「サイドアンテナ(長さ1.80m)」が垂直に取り付けられています。

 

ボールが相手コートを通過する際は、必ず「2本のアンテナの内側(上空含む)」を通らなければなりません。アンテナの外側を通過したり、ボールがアンテナ自体に触れた場合は「アウト」となります。

 

6人制と9人制の違い・近年の新ルール(チャレンジやグリーンカード)

バレーボールには国際標準である6人制のほか、日本独自の歴史を持つ「9人制バレーボール」や、近年のハイテク化に伴う新ルールが存在します。

 

6人制バレーボールと9人制バレーボールの主な違い

ママさんバレーや地域の社会人大会、実業団などで広く親しまれている「9人制」は、6人制とはルールが大きく異なります。

 

項目 6人制バレーボール 9人制バレーボール
コート内人数 6名 9名
ローテーション あり(時計回り) なし(ポジション固定)
サーブの回数 1本のみ(失敗で即失点) 2本打てる(1本目失敗でも2ndサーブ可)
ブロックのカウント カウントしない(その後3回返球可) 1回とカウント(残り2回で返球)
ネットの高さ(一般男子/女子) 2.43m / 2.24m 2.38m / 2.15m(やや低め)
ネットにかかったボール 3回以内なら拾って継続可 ネットプレー(ネットに当たった球は1回余分に触れる特別ルール)あり
リベロ制度 あり なし

 

知っておきたい近年の新ルール&観戦トレンド

近年のトップリーグや国際大会では、公平性とスピーディーな試合進行のために新たな制度が次々と導入されています。

 

  • チャレンジシステム(ビデオ判定): 主審の判定に対し、各チームの監督がビデオ映像による検証を要求できるシステムです。「ボールのイン/アウト」「ワンタッチ(ブロックタッチ)の有無」「タッチネット」「アンテナ接触」「フットフォルト」などを高精度ハイスピードカメラで確認します。1セットにつき通常2回まで要求でき、判定が覆った場合は権利が減りません。
  • グリーンカード制度(フェアプレーの推奨): 主審が見逃したブロックタッチやネットタッチを、選手自らが正直に自己申告した場合、主審から「グリーンカード」が提示されます。無駄なチャレンジによる試合中断を防ぎ、スポーツマンシップを称える制度として注目されています。
  • レットサーブ(ネットインサーブ): 2000年のルール改定以降、サーブされたボールがネットの上部に触れて相手コートに入った場合でも、そのままインプレーとして試合が続行されます。
  • 身体のどの部位を使ってもOK(足レシーブも合法): 1995年のルール改定により、ボールが触れる身体の部位制限が撤廃されました。手や腕だけでなく、足(キック)や頭、胸など、身体のどの部分にボールが当たっても反則にはなりません。土壇場のフットレシーブによるスーパープレーもバレーの大きな魅力です。

 

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バレーボールのルールについてのよくある質問

 

Q. バレーボールでボールを足で蹴ってレシーブしても反則になりませんか?
A. 反則になりません。1995年の国際ルール改定により「全身どの部位でボールに触れてもよい」と定められたため、足で蹴り上げるフットレシーブや頭でのヘディングレシーブも完全に合法です。

 

Q. サーブがネットに当たって相手コートに入った場合はどうなりますか?
A. そのままインプレーとなり、相手チームは通常通りレシーブしてラリーを続けなければなりません(相手コートの床に落ちればサービスエースとなります)。

 

Q. リベロはなぜサーブを打つことができないのですか?
A. リベロは「守備のスペシャリスト」として後衛選手との無制限交代が認められている特別なポジションであり、攻撃権(サーブ・スパイク・ブロック)を持たせないことでゲームの公平性を保つ規定になっているためです(※アメリカの大学NCAAルールなど一部地域ルールを除く)。

 

Q. 相手のサーブを直接ブロックしたりダイレクトスパイクで打ち返してもいいですか?
A. 相手のサーブを直接ブロックすること、および相手サーブがネットの上にある状態で直接アタック(スパイク)することは反則となります。サーブは必ず一度レシーブ(アンダーまたはオーバー)で受ける必要があります。

 

Q. チャレンジ(ビデオ判定)は何回まで使えますか?
A. 通常は1セットにつき各チーム2回まで要求できます。映像検証の結果、判定が覆った(アピールが成功した)場合はチャレンジ権が消費されず、2回残ったままになります。判定が変わらなかった(失敗した)場合のみ残り回数が1回減ります。

 

Q. 試合中の選手交代は何人まで可能ですか?
A. 6人制バレーボールでは、1セットにつき最大6回までの選手交代が認められています。スターティングメンバーと交代した控え選手は、同じセット内では元のスターティングメンバーとしか再交代できません(リベロの交代はこの6回の制限に含まれません)。

 

まとめ

今回は、バレーボールの基本ルール、得点方式、ローテーション、リベロの役割、主な反則から最新ルールまで分かりやすく解説しました。

 

  • ラリーポイント制: サーブ権に関わらずラリーを制したチームに1点が入る
  • セット獲得条件: 5セットマッチで3セット先取。第1〜4セットは25点先取、第5セットは15点先取(2点差つくまでデュース)
  • 3回以内返球: ブロックを除き味方同士で3回以内に相手コートへ返す
  • ローテーション: サーブ権を獲得した際に全員が時計回りに1マス移動する
  • リベロの役割: 守備専門で交代無制限だが、サーブ・ブロック・スパイク等は禁止
  • 主な反則: フォアヒット、ダブルコンタクト、タッチネット、パッシング等
  • ネットの高さ: 一般男子2.43m、一般女子2.24m
  • 新ルール・テクノロジー: ビデオ判定「チャレンジ」やフェアプレーを称える「グリーンカード」が定着

 

バレーボールの基本ルールやポジションの役割を理解すると、スピーディーなラリー展開やセッターの戦術、ブロックとディグの駆け引きが何倍も面白くなります。バレーボール男子世界ランキングや日本代表選手たちの活躍にも注目しながら、迫力満点のバレーボール観戦をぜひ楽しんでみてください!

 

今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
きちのすけ

はじめまして。「アスリート応援ノート」を運営している、きちのすけです。

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