大谷翔平の契約金と年俸はいくら?100億円ではない理由と推移まとめ

この記事の結論

・大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約金(契約総額)は10年7億ドル(約1,015億円)で、プロスポーツ史上最高額
・7億ドルのうち約97%にあたる6億8,000万ドルは、契約が終わる2034年以降に無利子で後払いされる
・契約金・年俸は日本ハム入団時の契約金1億円から始まり、エンゼルス移籍時は「25歳ルール」で契約金231.5万ドルだった

△この記事でわかること△
■大谷翔平の契約金と年俸はいくら?100億円ではない理由
■ドジャースとの「契約金後払い」の仕組みとメリット
■大谷翔平の契約金・年俸推移【日本ハム〜エンゼルス〜ドジャース】
■契約金を週給・日給・時給に換算するといくら?
■年俸・契約金にかかる税金と手取り額
■契約金よりも大きいスポンサー収入と総収入ランキング
■他の日本人メジャーリーガーとの年俸・契約金比較
【追記/2026.8付】
2026年シーズンの大谷翔平選手の年俸も、これまでと同じ200万ドル(約2億9,000万円)です。またフォーブスが2026年5月に発表した『世界で最も稼いだアスリート』では、大谷選手が1億2,760万ドル(約202.88億円)で5位に入りました。新しい情報が出た場合は随時更新していきます。

大谷翔平選手の年齢と10年契約が終わるときの年齢は、こちらの記事でまとめています。

 

項目 内容
所属球団 ロサンゼルス・ドジャース
契約金(総額) 10年総額7億ドル(2024〜2033年)
実際に受け取る年俸 200万ドル(約2億9,000万円)
後払い分 6億8,000万ドル(2034〜2043年に毎年6,800万ドル・無利子)
ぜいたく税の算定額 年平均 約4,608万ドル
日本ハム入団時の契約金 1億円(2013年・推定)

※ドル建て金額の日本円換算は、記事内で断りがない限り1ドル=145円で計算しています。為替レートによって円換算額は変動します。

 

大谷翔平の契約金と年俸はいくら?100億円ではない理由

「大谷翔平の契約金や年俸」を調べると、3億円・46億円・100億円という、まったく違う3つの数字が出てきます。どれかがウソというわけではなく、意味の違う3種類の「契約金・年俸」が同時に存在しているためです。

まずはこの3つを整理しておきましょう。

①実際に受け取っている年俸は200万ドル(約2億9,000万円)

大谷翔平選手が今シーズン, ドジャースから実際に振り込まれている年俸は200万ドル(約2億9,000万円)です。これは2024年から2033年までの10年間、毎年変わりません。

フォーブスも2026年版の「MLB選手の年収トップ10」で, 大谷選手のフィールド内収入を200万ドルとして扱っています。

大谷は、2024年のシーズン前にドジャースと結んだ10年で総額7億ドル(約1120億円)の契約から2026年、200万ドル(約3億2000万円)の年俸を受け取る。

引用元:Forbes JAPAN

②「契約金100億円」は7億ドルを10で割った数字

ニュースなどでよく見る「契約金・年俸約100億円」は、契約総額7億ドルを契約年数10年で割った年平均額(7,000万ドル)です。

契約の規模を表す数字としては正しいのですが、大谷選手がその金額を毎年受け取っているわけではありません。実際の手取りは、上で見たとおり200万ドルです。

③ぜいたく税の算定に使われる年俸は約4,608万ドル

3つ目が、MLBの「ぜいたく税(競争均衡税)」を計算するときに使われる年俸です。

MLBでは後払い分を額面のまま数えず、金利をふまえた現在価値に割り引いて計算します。2023年の連邦中期金利(4.43%)を当てはめると、大谷選手の年平均額は約4,608万ドル(約66億8,000万円)になります。

つまり、ドジャースは「7,000万ドルの選手」ではなく「約4,608万ドルの選手」として年俸総額に計上できるということです。この差が、後述するチーム編成上の大きなメリットになっています。

 

大谷翔平の契約金の97%が後払いになっている仕組み

大谷選手の契約が「異例」と言われる最大の理由が、この後払い(ディファード)の比率です。

2034〜2043年に毎年6,800万ドルを無利子で受け取る

7億ドルのうち、ドジャースでプレーする10年間に支払われるのは合計2,000万ドル(年200万ドル)だけ。これは総額のわずか約2.9%にあたります。

残る6億8,000万ドル(約986億円)は、契約が満了した2034年から2043年までの10年間に、毎年6,800万ドルずつ無利子で支払われる予定です。

2024年から2033年までの10年間が年俸200万ドル(約2億9000万円/1ドル145円換算)で、2034年から2043年までの10年間は年俸6800万ドル(約98億6000万円/1ドル145円換算)となっています。

引用元:ABEMA TIMES

MLBでは後払い自体は珍しくなく、ドジャースのフレディ・フリーマン選手やムーキー・ベッツ選手も後払いを含む契約を結んでいます。ただ、97%という比率と6億8,000万ドルという規模はMLB全体を見ても前例がありません。

球団側のメリットはぜいたく税の圧縮

球団にとってのメリットは、前の章で触れたぜいたく税です。

7,000万ドルではなく約4,608万ドルで計上できれば、その差額のぶんだけ、他の選手の補強にお金を回せます。ドジャースが大谷選手の獲得後も大型補強を続けられている背景には、この構造があると指摘されています。

大谷選手側のメリットは約150億円ともいわれる節税効果

一方、大谷選手にとってのメリットとして繰り返し指摘されているのが税金です。

カリフォルニア州は州所得税の税率が全米でもっとも高い水準にあります。10年の契約を終えたあと、州所得税のない州などに住まいを移してから後払い分を受け取れば、州税の負担を大きく減らせる可能性があるという見方です。

大谷がプレーするカリフォルニア州は税率が高く、10年契約を終えたタイミングで居住場所を変えて後払い金を受け取れば、約9800万ドル(約150億円)の節税になるとした。

引用元:Full-Count(米紙「USAトゥデイ」の報道を引用)

この点についてはカリフォルニア州側も問題視しており、州会計監査官が「無制限の後払いは税の公平な分配を妨げる」として、議会に対応を求めたと報じられています。ただし、大谷選手本人が将来どこに住むかを表明したという事実はなく、節税額はあくまで報道各社の試算です。

現役なのに「引退した元選手と同水準」という逆転現象

後払い契約が生む面白い現象として、こんな指摘もあります。

米ヤフースポーツ公式Xは「奇妙だが真実:ショウヘイ・オオタニは後払いを受けている引退選手と同等の給与を受け取っている」とつづって、表を公開した。

引用元:THE ANSWER

同じ表では、2021年に引退したクリス・デービス氏が後払いで年 916万ドルを受け取っていることが紹介されており、現役の大谷選手の年俸200万ドルより、引退した選手のほうが多いという逆転が起きています。海外のファンからも「スポーツ界で群を抜いて最高のバーゲンだ」といった驚きの声が上がりました。

 

大谷翔平の契約金・年俸推移【日本ハム〜エンゼルス〜ドジャース】

ここからは、プロ入りからの契約金や年俸の移り変わりを見ていきます。

所属 契約金 / 年俸 備考
2013年 日本ハム 契約金1億円 / 年俸1,500万円 契約金1億円+出来高5,000万円
2014年 日本ハム 年俸3,000万円 2年目で倍増
2015年 日本ハム 年俸1億円 高卒3年目での1億円は松坂大輔以来2人目
2016年 日本ハム 年俸2億円 日本一に貢献
2017年 日本ハム 年俸2億7,000万円 日本ハム時代の最高額
2018年 エンゼルス 契約金231.5万ドル / 年俸54.5万ドル 25歳ルールでマイナー契約・契約金に制限
2019年 エンゼルス 年俸65万ドル
2020年 エンゼルス 年俸70万ドル コロナ禍の60試合制で支払いは約37%
2021年 エンゼルス 年俸300万ドル 年俸調停を回避し2年総額850万ドルで合意
2022年 エンゼルス 年俸550万ドル 2年契約の2年目
2023年 エンゼルス 年俸3,000万ドル 年俸調停対象選手として当時史上最高額
2024〜2033年 ドジャース 契約総額7億ドル / 年俸200万ドル 10年総額7億ドル契約の受け取り分
2034〜2043年 (後払い) 年俸6,800万ドル 無利子の後払い分

※日本ハム・エンゼルス時代の年俸・契約金はいずれも推定または報道によるものです。

日本ハム時代(2013〜2017年)は契約金1億円からスタート

大谷選手は2012年のドラフトで日本ハムから1位指名を受け、契約金1億円+出来高5,000万円、年俸1,500万円(推定)で入団しました。当時の高校生としては最大級の契約です。

そこからは5年で年俸18倍という破格の上昇を見せました。特に2014年オフの契約更改では、高卒3年目で年俸1億円に到達。これは松坂大輔投手以来、球界史上2人目の快挙でした。

エンゼルス時代(2018〜2023年)は25歳ルールで契約金が制限

2017年オフのメジャー移籍時、大谷選手の契約金や年俸は労使協定の壁にぶつかりました。当時の「25歳ルール」により、25歳未満でプロ経歴6年未満の選手はマイナー契約しか結べず、契約金(インターナショナル・ボーナス・プール)も低く抑えられました。

その結果、エンゼルスとの契約で合意した契約金(サイニングボーナス)は231万5,000ドル(約3億4,000万円)でした。また、2018年の移籍1年目の年俸は54万5,000ドル(約6,000万円)となり、日本ハム最終年の年俸2億7,000万円から大幅にダウンしてのスタートとなりました。

しかし、メジャーで実績を重ねて年俸調停権を得た2021年からは年俸が急上昇。2023年には、調停回避の1年契約としては当時史上最高額となる3,000万ドル(約43億円)に達しました。

ドジャース時代(2024年〜)は契約総額7億ドルでも年俸は200万ドル

2023年12月、フリーエージェントとなった大谷選手はドジャースと10年総額7億ドルの契約を結びました。スポーツ史上最高額の大型契約です。

しかし、大谷選手本人が提案した「97%後払い」という極めて特異な契約形態のため、2024〜2033年の契約期間中に実際に受け取る年俸は200万ドル(約2億9,000万円)に抑えられています。

 

大谷翔平の契約金を週給・日給・時給に換算するといくら?

契約金(契約総額)や年俸を細かく割ると、その金額の破格さがより具体的に伝わります。

区分 2024〜2033年(年200万ドル) 2034〜2043年(年6,800万ドル)
年俸 約2億9,000万円 約98億6,000万円
週給(52週) 約558万円(3万8,462ドル) 約1億8,962万円(130万7,692ドル)
日給(365日) 約79万円(5,479ドル) 約2,701万円(18万6,301ドル)
時給(24時間365日) 約3.3万円(約228ドル) 約113万円(約7,763ドル)

※週給・日給はABEMA TIMESの試算(1ドル=145円換算)、時給は年俸を8,760時間で割った単純計算です。

現在受け取っている基本年俸ベースの時給は約3.3万円ですが、2034年以降の後払い分になると、時給100万円超えという驚異的な額に変わります。時給換算や実働時間ベースの試算は大谷翔平の時給はいくら?の記事で詳しく解説しています。

 

大谷翔平の契約金・年俸にかかる税金と手取り額

契約金(契約総額)がそのまま大谷選手の手元に残るわけではありません。アメリカでプレーするアスリートには、連邦税や州税などの多額の税金が課されます。

ABEMA TIMESによるカリフォルニア州居住時の税負担の試算は以下の通りです。

税金の内訳は連邦税が37%、カリフォルニア州税が13.3%、メディケア(公共医療保険)に2.35%、そしてカリフォルニア州の傷害保険に1.1%です。合計で約53.75%にのぼります。

引用元: ABEMA TIMES

この税率に基づくと、現行年俸200万ドル(約2億9,000万円)から引かれる税金は半分以上となり、手取り額は約92万5,000ドル(約1億3,413万円)となります。

また、2034年以降の後払い分6,800万ドルからの手取りは約3,145万ドル(約45億6,025万円)と試算されます。先述した「後払いで約150億円の節税効果」の噂は、10年契約終了後に税率の低い州や国に移住してから受け取ることで、カリフォルニア州の州税(13.3%)を回避できるのではないか、という見解から生じたものです。

 

大谷翔平の年収は契約金よりスポンサー収入が圧倒的に多い

大谷選手のドジャースからの「年俸」自体は現在約3億円に抑えられていますが、スポンサー契約などを含めた「総年収」で見ると, 金額の桁が跳ね上がります。

2026年の総収入は約203億円でMLB1位

フォーブスが2026年3月に発表した「MLB選手の年収トップ10」で, 大谷選手は1億2,700万ドル(約203億円)を稼ぐ見込みとして1位に立ちました。

その収入の大半にあたる推定1億2500万ドル(約200億円)は、スポンサー契約やライセンス収入、記念品関連などのビジネスによるものであり、米国と大谷の母国日本のおよそ20社のスポンサーが、彼との提携に高額な対価を支払っている。

引用元:Forbes JAPAN

収入の内訳は、ドジャースからの年俸が200万ドルに対し、スポンサー収入等のグラウンド外収入が1億2,500万ドル。実質的に年収の98%以上が広告出演やスポンサー契約から得られています。

世界のアスリート長者番付では5位

フォーブスが2026年5月に発表した『世界で最も稼いだアスリート』トップ10では、大谷選手は1億2,760万ドル(約202.88億円)で5位にランクインしました。

順位 選手(競技) 総収入
1位 クリスティアーノ・ロナウド(サッカー) 3億ドル(約477億円)
2位 カネロ・アルバレス(ボクシング) 1億7,000万ドル(約270.3億円)
3位 リオネル・メッシ(サッカー) 1億4,000万ドル(約222.6億円)
4位 レブロン・ジェームズ(バスケットボール) 1億3,780万ドル(約219.1億円)
5位 大谷翔平(野球) 1億2,760万ドル(約202.88億円)

※円換算はフォーブス発表時の1ドル=159円ベースです。

なお、日本のプロスポーツ界では、井上尚弥選手のファイトマネーもアジア圏トップクラスの規模を誇りますが、年間の総収入では大谷選手が圧倒的な差をつけてリードしています。

 

大谷翔平と他の日本人メジャーリーガーの年俸・契約金比較

同じドジャースでプレーする他の日本人選手と比較すると、契約の性質や年俸の受け取り方の違いが際立ちます。

選手 契約内容
大谷翔平 ドジャースと10年総額7億ドル(約1,015億円)/2023年12月
山本由伸 ドジャースと12年総額3億2,500万ドル(約465億円)/2023年12月。2026年の年俸は1,200万ドルと報じられている
佐々木朗希 25歳ルールの対象となりドジャースとマイナー契約/2025年1月

特に山本由伸投手との比較が注目されます。契約総額は大谷選手が約2倍ですが、山本投手の契約には大谷選手のような極端な後払いはなく、2026年に実際に受け取る金額は山本投手のほうが6倍多いという逆転が起こっています。これらについては、山本由伸投手のプライベート情報でも紹介しています。

また、2025年に渡米した佐々木朗希投手は、大谷選手が2018年当時に適用されたのと全く同じ「25歳ルール」の影響で、マイナー契約からスタートしています。

日本ハムからMLBへと挑戦した共通点を持つダルビッシュ有投手を含め、日本人選手のメジャーでの契約や評価は年々高まりを見せています。

 

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大谷翔平の契約金についてのよくある質問

Q. 大谷翔平のドジャースでの契約金(契約総額)はいくらですか?
A. ロサンゼルス・ドジャースと結んだ契約は10年総額7億ドル(約1,015億円)です。ただし、大谷選手本人の提案により、そのうち約97%にあたる6億8,000万ドルは後払いとなっています。

Q. 大谷翔平の日本ハム入団時の契約金はいくらでしたか?
A. 2012年のドラフト1位で北海道日本ハムファイターズに入団した際、契約金は1億円(プラス出来高5,000万円、年俸1,500万円)でした。

Q. 大谷翔平のエンゼルス移籍時の契約金はいくらでしたか?
A. 2017年オフにロサンゼルス・エンゼルスと契約した際、当時の「25歳ルール」が適用されたため、契約金は231万5,000ドル(約3億4,000万円)でした。

Q. ドジャースとの「7億ドル」の中に、厳密な意味の「契約金(サイニングボーナス)」は含まれますか?
A. ドジャースとの10年契約において、いわゆる一括で支払われるような「契約金(サイニングボーナス)」は設定されておらず、7億ドルはすべて「基本年俸(年俸の積み上げ)」として設計されています。

Q. 後払い分は本当に全額支払われるのですか?
A. 契約の定めに基づき、現役引退後(2034〜2043年)に無利子で毎年6,800万ドルが分割支給されます。無利子のため、物価インフレを考慮すると実質的な経済価値は額面より目減りするという見方もあります。

まとめ

・大谷翔平選手がドジャースと結んだ契約金(契約総額)は10年総額7億ドルだが、契約期間中に受け取る実際の年俸は年200万ドル(約2億9,000万円)
・7億ドルの約97%(6億8,000万ドル)は、2034年から2043年に毎年6,800万ドルずつ無利子で後払いされる
・契約金・年俸の推移は日本ハム時代の契約金1億円から始まり、エンゼルス移籍時は25歳ルールにより契約金231.5万ドルだった
・スポンサー収入等を含む総年収は約203億円に達し、フォーブスのMLB年収ランキングで1位を獲得している
・ドジャース内で実際に受け取る年俸額は、現在山本由伸投手のほうが大谷選手よりも多い

大谷翔平選手の時給に換算した金額や、出身地と学歴についても記事にまとめています。
今回も最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

この記事を書いた人
きちのすけ

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